第985話 橘 龍聖

 テレビを観ていると不意に、

「あ!!」とリナが声を上げた。

「どうかしましたか?」

 ビックリして訊いた。 


「こ、この人!!」

 リナはテレビ画面を指差した。

 野次馬の中の若いイケメンの男性だ。

「この男性ヒトが何か……?」

 ボクは、さらに疑問を呈した。


「橘 龍聖様ですわ!!」


「橘…… 龍聖!!」

 ボクはテレビに映った男性の顔を見つめた。


 

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