第986話 橘 龍聖 2

 どこか真神ヒロシとも似ていた。

 栗毛いろの長髪で端整なルックスだ。

 変相用なのか、メガネを掛けていた。


 しかし、すぐにカメラは切り変わった。

 そのまま彼の姿は見えなくなった。

「彼が…!! 橘 龍聖に間違いないンですか!?」

 ボクは画面を見つめたままリナに聞き直した。


「え? ええ…、おそらく……」


「橘 龍聖……」

 ボクは呟いた。


 




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