第300話 言えなかったけど

「いつも、ありがと…😅💦💦」

「何、どうしたの……😌✨✨ 急に」


「うん…😅💦💦」

 ボクは腕を伸ばし母親の手に自分の手を添えた。


「どうしたの? 変よ。今日は」

 母親が苦笑し、不思議がっていた。


 ボクは、ふ~っと、息を吐き、

「あの……、恥ずかしいから言えなかったけど……」

 語尾が、徐々に小さくなっていった。




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