第186話 マルデックの回し者

 ボクがアリスを連れ車に乗り込もうとした時、ヒデが耳元でささやいた。


『モンタも裕一も殺されたンだ……』


「え……😲💦💦」何だって……

『表向きは事故だけどなぁ』

「バカなぁ…… まさか」


「ああ、マルデックさ」

「な!」


『じゃあな、ショー。気をつけろよ……😉☝✨』

 ボクの胸板を軽く小突き、ウインクした。ボクらの合図だ。


「どうも…! ヒデさんも、お元気で!」

 別れを告げ、ボクたちは自宅へ向かった。


 車中、ボクはロックに訊いた。

「まさか…、お前もマルデックの回しモノじゃないよな。ロック……❓❓」


「フフ…、ボクが」

 ロックは微笑んで肩をすくめた。



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