第185話 二丁目の解体工場

「部品がないんだ。何しろ旧型だから、なぁ……」


「そ、そうなンですか」アリスの顔を見た。相変わらず、淋しそうに笑っていた。何だか胸が痛くなった。


「けど…😅💦💦 もしかしたら、あそこなら、直せない事もないかな……」


「あ、あそこって……」

「ほら、二丁目の…、スクラップ工場のドクターさ」


「二丁目……、前に解体工場のあった……?」


「あぁ、よく知ってるな」


「昔、モンタと裕一とで遊んだトコでしょ」

「あ、お前、まさか……?」


「悪いな。また後で、挨拶に来るよ…😉☝✨」

 ボクはヒデにウインクした。



 その時、少し離れた道で、さっきの業者の男が何者かに連絡を取っていた。


「もしもし……、今しがたブラックカードを使った少年がいましてねぇ…😏 ええ、解りました…… あとを付けてみます……」

 

 

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