第171話:こっちを窺っている
その時、中年になったヒデが見かねたように、
「オレから500で買ったヤツを一万で売りつける気か。この少年に……?」横から忠告して来た。
「ケッケ~……」業者は、また狡猾に笑った。
「旦那~、こっちだって何も慈善事業でやってるワケじゃね~ンだ」
「そりゃぁ……」ヒデも二の句が継げない。
「嫌ならご破算だ。ボウヤ、ど~する…😏✨」
「う~ン…😔💦💦」ボクは思い悩んだ。業者は、こっちの出方を窺っているようだ。
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