第165話 マルデックの支配下に

 奇妙なマークのポスターが目を引いた。画像のキャラが立体アニメのように動いていた。

 

「フフ…、マルデックさ」

「え…😓💦💦」

「全てがマルデックの支配下になるンだ」


「な……?」

「やがて、世界は、マルデックを

中心に回っていく……」

「そ、そんなバカな……」

 軽やかに動くアニメキャラが急にウソ寒く感じた。

 家の近所まで来て停車した。前方に小型のトラックが停まっていたからだ。


「ここで、降ろしてくれ」

 ボクに続きロックも車を降りた。街は未来都市のようだ。まるで様変わりしていた。


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