第163話:2043年

「あ、ズレたって、何が……❓❓」

 さっきロックが言った事が引っ掛かった。


「うン…」ロックも、ゆっくり立ち上がった。

「初めての事だったからね」

 弱々しくボクの二の腕に腕を絡ませた。

「うゥ…😳✨💕」まるで、可愛い妹のようだ。


「3年ほど翔び過ぎたようだ」

 辺りの様子をうかがった。

「え、翔び過ぎたって……」

「2043年に来てしまった」


「な、2千……43年❓❓」

 ボクは室内をキョロキョロと見回した。


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