第162話:ズレてしまった

 室内は、さっきまでと変わりないように見えた。

 ただ、見たこともない調度品が2、3つ増えているのが気になった。

「うゥ…ン…😰💦💦 少しズレてしまった」

 ロックは、かなり消耗しているようだ。疲労感が滲み出していた。

「おい、大丈夫か?」

 心配になってロックを優しく抱き寄せた。


「平気さ。少し経てば回復する」


「そうか、じゃ、いいけど……」

 ボクは立ち上がりロックを振り返った。


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