第111話;20年後、殺される

 母親が出掛けると、すぐに二階からロックたちが降りてきた。

「行ったの?」

「ああ……」

「ちゃんと挨拶はした?」

 まるで保護者のような口ぶりだ。


「え、別にィ……、すぐに会えるし」さすがに母親の顔なんか、見飽きていると言うのははばかった。


「わかってないな」

 ロックは哀しそうな目でボクを見詰めた。

「何がだよ」


「ショーは、20年後、殺されるンだよ……」

「え…😰💦💦」




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