第38話 アリスもいるし……

「やっぱ、そっちに連れて行った方が良いンじゃないかしら…?」

 どうも母親は、ボクを信用していないようだ。


「そんな~……😰💦💦」

 ボクは母親の背中を押しかすように部屋の外へ向かわせた。

「だ、だって受験もあるし、オリンピックもあるから、ここを離れるワケには……」

 アリスもいるし、今、日本を離れる事は出来ない。


 とにかく母親を促し、階段まで連れていった。


「大丈夫だって、ボクも子供じゃないから」

 なンとか、母親をリビングの方へ向かわせた。


「ふ~……」またボクは大きく息をつき、急いで自分の部屋へ戻った。



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