ドキドキッ!ハーレム大作戦
ピピピピピピピピピ
目覚まし時計のけたたましい音と共に亮は目を覚ました。
朝だ。
時計を見るともう8時…
もう遅刻確定だ。
そこで亮は仮病で学校を休むことにした。
休んで何をするかといえば『例のアプリ』だ。
早速アプリを開く。
ゲームの一覧が表示される。
何をしようか?
下にスクロールしていくとあるタイトルに目が止まった。
『ドキドキッ!ハーレム大作戦』
亮が唯一やった事のある恋愛ゲームだ。
しかしやったと言っても友達に貸してもらって少しさわりだけやっただけだが。
亮も男子高生、性欲ももちろんある。
しかもゲームの中に入れるのだからハーレムし放題だ。
早速、亮はダイブした。
たどり着いた先はどうやら学校の教室のようだ。
見回すと近づいてくる女子がいた。
そして、
「亮君!話があるから放課後屋上でね?」
そう言うと足早に去っていった。
なんで名前を知っているのか…
ゲームの中で名前を亮にしたから…?
まぁ今考えても仕方ない。
放課後まで待とうかな……ん?
視界の右下にゲームによくあるタイプのコマンドがある。
放課後どうする?
▷屋上に行く
帰る
これはハーレムしに来た以上屋上に行くしか無いだろう。
屋上に行く を選択した。
するといつの間にか放課後の屋上に居た。
そう言うことか。
コマンドで大筋のストーリーを構築していくのか。
振り向くと昼間の女子が居た。
「来てくれたんだね」
自分はうなずいた。
女子は言った。
「君のことがずっと好きだったの!
だからっ 付き合ってくださいっ!」
自分はもちろんイエスだ。
「…ほんとに?やったーっ
じゃあ今日から恋人だね♡
それでね早速なんだけどわがまま言っていい?
今日私の家に来てくれるかな?
家誰も居ないの…」
流石ハーレムゲームだ。
現実では有り得ないテンポで家に行くことが出来るみたいだ。
まぁどんなに言ってもイエスには変わりはない。
イエスのコマンドを入れると場面が変わった。
▽
GamesDieビング @CHACHANSU
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