げーむだいびんぐ


目を覚まし飛び起きた亮は周りを見回す。

夢だったのか?

夢だったなら俺も戦いたかった

そんなことを思いながら亮は外を見る。

外はもう真っ暗だ。

リビングからは夕飯が出来たと亮を呼ぶ母の声がする。

夕飯食べたらまた寝るとしよう。

亮はリビングに行った。


夕飯を食べ終わった亮はベットの上に寝ころんでスマホをいじり始めた。

ロックを解除した後に現れるホーム画面に見知らぬアプリがある。


GamesDieビング


げーむだいびんぐ…?

亮は好奇心でアプリを開いてみた。

そこには見覚えのあるゲームタイトルが並んでいた。

全部自分がやった事あるゲーム…?

少しこわい気もするが。

でも亮は好奇心に逆らえず夕方やった戦争ゲームのタイトルをタップした。

途端に、目の前が真っ白になり風が吹き抜けた。

目下に広がるは少し戦況が変化したであろう戦場であった。

なるほど。

亮は理解した。

このアプリを開くとゲームの中に飛べるのか、と。

今思えば夕方の時もスマホを当然のようにウトウトしながら使っていた。


『キューーン』


金切り音が聞こえて来た時にはもう遅かった。

どうやら撃ち抜かれたようだ…

だんだん景色が遠くなる…

目の前が真っ暗になった


目を覚ますとそこは自分の部屋。

身体に痛みは無い。むしろ疲れは取れているようだった。

あれは夢じゃなかったのか

そこまで思った亮はまず状況を整理してメモをしてみた



・GamesDieビングを開くとやった事のあるゲームが表示される

・ゲームのタイトルをタップするとゲームの中に入れる

・その世界で死ぬと戻ってこられる


ここまで書いて亮は気付いた。

なるほど。

ゲームの中にダイブして死ぬと戻ってこられるからGamesDieビングなのか。

しかし流石に今は夜中だ。

亮も流石に眠い。

明日も学校がある。

そんなことを考えながら亮は眠りについた。


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