第5話 【紙の本】ビーズログ文庫といえば『おこぼれ姫と円卓の騎士』
はい、タイトルで運営におもねってみました(笑)
「ビーズログ文庫小説大賞」って始めるんですね
https://kakuyomu.jp/official/info/entry/2017/10/03/155410
いや、でもマジでオススメですよ、このシリーズ
カクヨムで公開している『月面のジーニアス』の石田リンネ先生の代表作
http://bslogbunko.com/entame13_2/okobore.html
自分的には「神」と思ってるSFやライトノベルのシリーズがいくつかあるんですが、その中にひとつの類型がありまして、それは「女性作家による女性主人公が国を立て直す話」です
最近、近況ノートにも書いたような気がするけれど、探すのが面倒だから改めて
まずは誰でも知ってる『十二国記』
完結してくれるのか、全裸待機してる人が日本中に何万人いることか?
続いて『デルフィニア戦記』茅田砂胡
「ライトノベル」という言葉が出来た頃の作品
主人公リィは、実際には少年の心を持っているのですが、まあ女性が主人公に混ぜちゃってもいいでしょう^^;
異世界から異世界へ、少年から少女へ転生
中世ヨーロッパ風の世界で、国を追われた王を助けて無双しながら国を取り戻しぃのチャチャ入れてくる敵国はぶっ潰しぃの、でもって会話はテンポよく
ライトノベル黎明期の名作ですね
今でも中公文庫で読めます
そして残念ながら絶版になっている『パーンの竜騎士』シリーズ
アン・マキャフリ(ハヤカワ文庫)
序盤はファンタジーか? という展開、本来の役目が忘れられ厄介者扱いされている「竜騎士」たち
そこに400年ぶりに危機が訪れるのだけれど、竜騎士の一部しか本気で危機感を抱いていなくて、女王竜ラモスのパートナーであるレサは……
アン・マキャフリはSF界のハーレクインとの異名もありますが、手に汗握る展開と恋愛事情を絡める面白さは、ハードSFとはまた違った面白さです
これらの作品に引けを取らない面白さ! と思っているのが標題の『おこぼれ姫と円卓の騎士』シリーズ
ついこのあいだ完結しました
王としての資質を問われながらも結果を出し、でも次代の王という立場もあって恋愛関係は不本意ながら残念で……でも、ヒロインじゃなくてなんて呼べばいいんでしょうね? 女性主人公の恋愛対象の男性、ヒーローだとニュアンスが違っちゃうし
とにかくそれでも彼とだんだんと距離が近づいていくジレジレ感がですね、ハンパない
次代の王として成長していくストーリーと、恋愛関係のサイドストーリーがいい感じのバランスで、とてもよいのですよ
昔、パトリシア・コーンウェルがブレイクした頃、3Fって言われまして、女性作家による、女性翻訳家による、女性主人公のミステリ、と
その後その言葉はあまり使われなくなりましたけど、そんな感じで女性作家による女性が主人公の私好みの作品たち
今回のコンテストから、また私好みのシリーズが生まれるといいな、とキレイにオチをつけてみる
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