先生、もっと優しく起こしてください。

5ー1.笑う門には阿鼻叫喚

 アハハハ――


 あっははははは――


 ぶはははははは――


 ブァハハハァぁアアアア――


 …………。


 ギィャァァァァァアアアア――


 ぶわあああはががgAaはHAhhhaaあゝ――。


 狂喜乱舞――阿鼻叫喚。相反する二つが入り乱れる。


 まさに、混沌カオス


 走れ走れぇッ! 叱咤激励? の声を出す女は鬼の形相をしていた。


「ま、待って先生――ぎやぁぁッ」


「あ、オレ死んだ――」ボカーン――


「あはははは!! 走れ走れぇ、止まった奴から死んじまうぞ!!」


 悪魔だ。悪魔がいる。


 悪魔の頭上には巨大な魔法陣が幾つも展開している。


 俺は逃げる。悪魔から一歩でも、半歩でも遠くへと。


 ヴァゴォーン――


 轟音と共に爆風が襲う。


 猛烈な爆風に身体が宙に舞う。


 ふと視線を他へと向ければ、同様に爆風に乗って飛ぶ


 目が合った。


「あ、ども」


「……どうも」


 宙を舞いながら挨拶をする。そんな中でも頭を猛スピードで回転させる。


 目の前に危機が迫っている。


 あと数秒後には地面に激突する。どうする俺。刻一刻と迫る「死」までのタイムリミットは待ってはくれない。


 ああ、ダメだ。打開策が何一つ浮かばない。転生して間もないのにもう死んでしまうのか。二度の人生、トータルでも通常の一生分も生きてないぞ。


 地面に叩きつけられるってどのくらいのダメージなんだろう? あの魔法を正面から受けるよりマシだよね? 


 最早、破れかぶれ――自暴自棄となっていた。


 直後。


 バッカルコーン(爆発音)


 第二射の砲撃が飛ぶ⇒爆風⇒吹き飛ばされる。

 

 何も好転はしていないが、

 人生のロスタイムが延長された。



 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

※冒頭は、筆者のおかしなテンションが書かせた……何だろ?

実際、この先の展開何も考えてない。大丈夫か? 大丈夫じゃない。(自問自答)


次話へ続く。

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