先生、防災訓練です(意味ありますか?)。
4ー1.エルフ先生はようやく思い出す
先生と呼ばれることにも最近ようやく慣れ始めた。
そもそも私は先生と呼んでもらえる存在ではない。
教員免許も持っていなければ、義務教育も途中までしか受けていない。
私が異世界転生を果たしたのは13歳の時だった。
転生と言っても気付いたら転生していたパターンである。
前世の記憶がある(思い出す)パターンだった。
私はエルフ族の集落に生まれた。
転生以前の記憶が
生前、人間だった私は人間以外なら何でも可。という転生特典を提示したのだが、このアバウトな願いに困惑した神様は、私の転生方法を保留にしたらしく、その間に前世の記憶が曖昧なものになってしまったらしかった。
記憶の無い状態で異世界に放置というのはさすがに気が引けたのか、前世の記憶が蘇る仕様にしてくれたらしい。
気が利くのか利かないのか、頭が働くのか働かないのか、微妙な神様だった。
という訳で、100年近く(前世合わせると100年以上)生きたにも
そんな私が先生になれたのは二つの世界の言語が理解できたからだ。
現代と異世界の言語。
学力は関係ない。
言語習得に必要なのは実地での生活――つまりは慣れである。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
※語学力は身につけたいけど勉強はしたくないですね。
だから私は語学が堪能ではありません。
この小説も私自身のコンプレックスからきてるのかも?
次回に続く。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます