112話『世界の絶望の底』セリカ編

レイと両想いになってから数日

両想いと言っていいのかどうか謎である

何故なら私はまだ好きと言えていないからだ

レイのコトは大好きだし、前より仲良くはなった

前よりと言うのは…手を繋ぐくらい…

だって、やっぱ恥ずかしいし…

レイは恥ずかしくないのかな?

私は死んじゃうくらい緊張もするのに

まぁ緊張とか恥ずかしいの度合いなんて人それぞれなのかも

「最近は過激派の行動も一段と目立って来た

見回りを強化しようと思うが…」

レイが真面目に仕事しているのに私は恋に浮かれすぎている

他の騎士達は真面目にレイの言うコトをうんうんと頷いている

「それには人数が足りない

そこでオレの知り合い数人にも協力してもらって」

うんたらかんたら

団長(レイ)の知り合いなら文句はありませーんと、他の騎士達はもう全てをレイに丸任せな所があるな

幹部のお偉いじじいどもだって数多の信者達も、レイに絶大な信頼を寄せている

強さこそ全て、みたいな所があるんだろうか

レイに逆らう人を見たコトがない(私以外)

なんやかんやで解散となり私はレイの傍へと寄る

「人手が足りないの?そんなに無理しなくても、私は簡単には死なないわ」

最近、レイの勤務時間も長いし…

私は一緒にいられる時間が多いから嬉しいのは嬉しいけど…

「セリカを悪い奴から守る為さ」

「だから私はそんな簡単には…」

「そうじゃない」

珍しくレイの口調が強くなる

「オレが心配しているのは、セリカを暗殺する奴よりセリカを奪おうとする者の存在だ…」

暗殺は最悪されてもいいの!?成功しちゃってもいいの!?

「私を奪おうとする者…?」

「セリカは…オレのものだ、誰にも渡しはしない…絶対に……」

いつものレイと違うような…

ブツブツと呟くようにレイは唇を噛む

「レイ…?どうしたの?大丈夫…」

「もし奪われる事があれば…その時は……」

なんだか怖くなってきた

メンヘラだ、これよく聞くメンヘラってやつだ

えっ?どうなの?ヤンデレかな?

私はレイの服をぎゅっと掴む

「…セリカ」

「お庭でお散歩しよ?気分転換、レイはお仕事のしすぎで疲れてるのよ…ねっ?」

そうして私はレイを連れて庭に出ようとしたら…やっぱり雨が降っていた

やっぱり最近、雨が多いわね…

天は私を愛してるのに…変なの

「あっ…雨降ってる、残念だ

じゃあ、今日は早退しよ?たまにはゆっくり休まなきゃ」

どうしたらレイが元気になってくれるんだろう

レイが元気になるように、何かしてあげられたら…

私はレイのあの爽やかな笑顔が…大好きなんだけどな

私に何か出来るコト…

あっ!そうだ!

前にレイにお菓子を上げたら凄く喜んでくれたわ

これよ、これよね

「やっぱりちょっと待ってて!!」

私はそう言ってレイの返事を聞くより先にキッチンへと向かった

キッチンにある冷蔵庫から私はプリンを取り出す

実ははじめて作ったお菓子は激マズもいいところのヤバい出来だった

こんなの人間の食いもんじゃねぇと私は思ったが(思ったのに好きな人にあげるとか、実は嫌いなんじゃ?)

レイは何も言わず全部食べてくれた

そう、何も言わず…つまり美味しいとも言われていない

それから腕を磨く為に私はたまにお菓子作りの練習をしていた

このプリンもそう

「うん、固まってるわね」

プリンはしっかりプリンの形をしていた

食べられるかどうかはわからん

味見はしてる暇はないのだ

とりあえずフルーツやクリームで飾ってみる

可愛くできた!味の方は?…知らんな

食いもんで作ったんだから死にはしないだろ

とにかく私はレイに喜んでもらいたかった

これで少しでも元気になってもらえるならそれが嬉しかった

プリンを乗せた皿を持って私はレイの所へ戻る

「レイ!はい、これ…」

「セリカ…」

「美味しくないかもだけど…元気なる?」

私の手から皿を受け取りスプーンでプリンを掬う

レイの一言を私は待った

心配なんだ、心配する

レイが元気なかったら…

私は、レイを…幸せにしたい

だって大好きだから

「はは、セリカ」

一口食べるとレイはいつもの爽やかな笑顔を零した

それを見ただけで私は嬉しくてたまらなかった

「やっぱりセリカの作るお菓子は不思議な味がするな」

優しいな…不味いのを不思議な味って言い換えるの

「この癖になる味、嫌いじゃない」

好きだではないんだ…

それでもレイは私の作ったプリンを完食する

「元気…なった?」

「ん?心配してくれたのかい?」

こくこくと頷くとレイは私の頭を撫でる

そして私をいつものように抱き締めてくれた

あたたかいな…人ってこんなにあたたかかったんだ……

私は…他人は汚くて気持ち悪いとしか感じたコトがなかった

なのに、この年になってあたたかいって知ったよ

もう私、23歳なのにね…

「セリカはオレの事を好きか?」

「い、いきなり…?」

「オレはセリカの事が好きだ」

「う…ん……」

いつか、言わなきゃ

いつか、伝えなきゃ

私も貴方と同じ気持ちなんだって

「ありがとう、元気になった」

「よかった…」

レイが少し離れると私の頬へとキスをくれる

……恥ずかしい…

そして、レイは指で私の唇に触れて

「セリカが好きって言ってくれたら、ここにするのに」

少し残念そうに笑う

「言わないよ」

また良い雰囲気なのに、壊しちゃった

だって恥ずかしいんだもん…そんなの、恥ずかしくて…死んじゃうでしょ?

「でも…わかってるくせに」

「そうだな」

ハハハとレイは笑う

いつものレイだ

よかった

もう…大丈夫…?



そして、次の日になって私はふとまたレイのコトが心配になった

今日はレイが休みの日だった

昨日は様子がおかしかったし…

そうだ!レイに会いに行こう!

敷地内から出たらダメって言われてるから、バレたらめちゃくちゃ怒られるんだろうけど

でも、心配なんだもん…

レイが元気にしてるってわかったらいい

ちょっと様子を見るだけ

私は街へ行く準備をする

見回りがキツくなったとは言え、世の中は金だと言うコトを知っている

私はチョロそうな騎士に金を握らせ外に出るコトを見逃してもらった

すぐに帰るようにとは強く言われたけども、こんなに簡単に外に出られるなら気分転換にたまにやればよかったな

今度からそうしよっと

レイの家の住所とかは知らないけど、街に行けばまぁなんとかなるよね

そうして私は街へと繰り出した

すぐ迷子になった

えっ…何ここ、どこ?

私の知ってる街と違う(比べてるのは故郷の小さな村)

とりあえず落ち着こう…

私はカフェに入って紅茶を飲みながらそこから見える街の風景に落ち込んだ

ヤバい、広すぎてこの広い中から住所もわからないレイの家に辿り着くとか無謀にもほどがある

「噂のイケメン騎士のレイ様と聖女のセリカ様が恋人同士って話聞いた?」

「聞いた聞いた~!あのレイ様の恋人とか羨ましすぎ~!!」

近くの女の子達の会話が耳に入ってきた

噂の…?

「やばいよね!騎士と姫(聖女)のカップリング!萌える~」

言われて、ハッとする

騎士とお姫様…?

昔好きだった絵本は王子様だったけど…

もしかして子供の頃からの夢が叶った?

いつか素敵な人と…恋をする

王子様ではなかったけど…

でも、似たようなものだよね

ん…ふ……ふふふ…

やばい、ニヤニヤが止まらない

「セリカ様ってこの前のパレードで少しだけ見れたけれど、綺麗な人だった~」

「どんな怪我も治せる回復魔法が使えるのも凄いよね」

「美貌、能力、イケメンの彼氏、憧れるよ、ねぇ~」

「うんうん」

そんな褒められても何もないぞ~?うふふ

うん…なんか、嬉しい

私は世界の絶望みたいなもの

みんなから嫌われてるものだと思ってた

でも、私を悪く言わない人もいるんだな

それもそうか、信者だったら私を悪くは言わないもんね

おかしいな、その信者に私は絶望を押し付けられるのに

その信者に救われるコトもあるなんて

さて、レイを捜しに行こうか

今なら会えそうな気がする

私はさっと立ちカフェを後にする

「あーでも、レイ様のあの噂聞いた?

あれが本当だったらセリカ様可哀想なんだけど~」

彼女達のその噂話に気付きもせずに私はレイに会いに行った


暫く街中を歩き回ったけれど、迷子にしかならなかった

空を見上げると暗く曇っている

また雨が降りそうだ

やっぱりレイに偶然会うなんて…

空がゴロゴロ音を立てる

不穏な空気とともに嵐の前触れ

「あっ、レイだ…」

諦めかけた時、私の視界にレイの姿が映る

「レ…!」

名前を呼んで駆け寄ろうとした時、私の胸が酷く痛む

「パパ~」

私の目に飛び込んで来たのはレイをパパと呼ぶ幼い男の子がレイの足に抱き付く

その男の子を笑って抱き上げるレイの姿

私は時間が止まったようだった

何の言葉も出ない

「ママも早く早く!雨降りそうだよ、帰ろー」

ママと呼ばれた女の人が笑顔でレイと男の子の隣を歩く

家族3人の姿…雨が降る前に…帰っていく

「レイ……?」

何も考えられなかった、私は…

はじめて、本当の苦しみを味わった

これが……本物の絶望

空が大きな音を立てて光出す

雷鳴響く痛いほど強い雨と風

そんなのも私は感じなかった

雨が私の全てを流す

涙すらも…わからないくらい、雨に混じって

悪い夢だと思いたかった

なんで…どうして…

わからない、何も…

一瞬で私の世界が変わったみたいだ

とにかく私は悲しかった、辛かった

苦しかった…今まで生きた中で1番…死ぬほどに



どうやって帰って来たのか覚えていない

眠れなくて、いつの間にか朝になっていた

昨日の光景が何度も鮮明になって私を傷付ける

死にたい…消えたい…

なんで…どうして……

「セリカ?ずっと呼んでいるのに」

塞ぎ込む私の前にレイが姿を現す

なにを…のうのうと息をしている

私は立ち上がりレイを見上げる

「……レイって……結婚してた…の?」

「そうだが、誰にも言ってないのにどうしてそれを」

あっさり認めるのか

一体どんな気持ちでいるのか、理解できねぇ

「なのに、私に好きって言うのはおかしくないか?」

「オレはセリカが好きだ、それは嘘じゃない

オレが結婚しているからって何の問題がある?」

「問題しかないだろ!?バカか!?」

この国は一夫多妻を認めてはいない

つまり、普通に不倫になる

罪のひとつ…

そして私が最も嫌いな罪のひとつ

「セリカが後から現れたんじゃないか…

オレの心を奪って…オレは君を一目見た時から君がほしくてたまらないんだ」

なんて…気持ち悪い男なんだ…

一時でもこんな奴を好きだったなんて…

バカだ…私は…

オマエはどんな気持ちで私を見ていたんだ私がいつか、レイと結婚して夫婦になって普通の人みたいに幸せな家庭が持てたらって夢見ていた時

オマエはすでにそうだったんだよなあ?

それってどんな気持ちだよ?教えてくれよ

他人の気持ち弄んで踏みにじって…楽しいか?

気分が良いか?可愛い女の子に好かれるのはさぞ気持ちいいだろうな

「セリカを他の誰にも渡したくない」

レイは私の腕を掴もうと手を伸ばす

「触らないで!!」

すぐに私はその手を叩き払った

気持ち悪い…気持ち悪い……

コイツに女子供がいたからってコトにじゃない

邪悪な感情で私に近付き触れてきたコトに吐き気がする

どうして…なんで…だ

もっとも醜い…心が穢された気分

一生懸命だった

レイの為に…

私は幸せにしたかった…大好きだったから

あのメモ…回収して炎魔法で燃やしてぇよ

私の綺麗な恋は…最初から汚くて穢らわしい邪悪に踏みにじられてたんだな…

「私はオマエのコトなんて大嫌いだよ」

天は私を愛してる

ずっと教えてくれていた

レイと関わった時はいつも曇りか雨だった

どうして私は目を逸らしていたんだろう

恋をしているのが心地よかったからだ…

嫌なコトを忘れられて、生きる希望が湧いてしまったからだ

私の…心が……とても…弱かったから……

今だって、気持ち悪いって思うのに

本気で恋をしたから、初恋だったから

どこか好きって想いが残っている

そんなに簡単になくなるもんじゃない

それが…恋だと私は知った…

それと同時に穢れた身体で唯一大丈夫だった心まで穢れたのだと知って

もう私は……ダメなんだ

本当に…綺麗なとこ…なんにも……ない

「嫌い…?オレの事が嫌いだって、セリカ…?」

「そうだよ、もうクビ

早く別の職探しなよ、これからも女子供養わなきゃならないんだし」

女子供も可哀想に

知らないところで旦那が他の女に夢中だもんな

私は無理をしていた

目の前にレイが立っているコトすら目眩がするほどショックを受けているのに…

早く、早くいなくなれよ、消えてよ

私が…どんどん汚くなっていく

落ちてしまう…闇に…真っ暗闇に…

「セリカを手放すものか…」

「無理だって、私は不誠実な奴は大嫌いだから」

ちゃんと愛されたかった…

たった1人の女性になりたかった

私は男の欲望を満たす都合のいい女なんかじゃない…

そんなのは絶対に嫌だ…

いつもいつもいつも……嫌だ

「そうか、他に好きな男がいるんだな」

………ん?

「その男がオレからセリカを奪っていく」

なんだそれ?自分が悪いって思わないのか?

でも…なんだか、様子が変ね…

空気が変わる、怖いものに

「好きな男なんていな…っ!!」

レイは私の口を塞ぎ押し倒す

突然のコトで私の頭は現実に追い付いていない

「オレのものにならないなら、壊すしかないな

誰にも渡しはしないさ

セリカがオレを拒絶しても、オレは壊してでも手に入れる」

私を覆い被さる影は嫌な笑みを浮かべる

それはもう私の好きだったレイじゃなかった

いや、好きだったレイなんて幻想でしかない

ずっと好きになった時からレイはただのクズ野郎だったんだから…

私の口を塞ぐレイの手を噛む

「へぇ…セリカがオレを噛むなんて思わなかった」

予想しなかった出来事にレイは手を離す

でも馬乗りにされている私は逃げるには…どうするかな

「何を…するつもり、聖女の騎士が聖女を傷付けていいのかな?」

聖女を守るのが騎士の仕事

冷静さを失ったレイに突き付ける

これで…わかってくれればいいんだけど

力では勝てないとわかってるし

もうこれ以上…レイを嫌いになりたくない

「聖女は罪を浄化する存在じゃないか

それは聖女を守る騎士であるオレが最大の罪を犯しても…救ってくれるだろう?聖女様なら」

「っレイ……ひ…」

力が抜けていく

レイは私のコトを知っていたんだ…聖女がどんなものなのか……

知られたくなかったコト、隠してたワケじゃないけど

レイにだけは…私を知ってほしくなかった…

そして、私の嫌がるコトをレイはするんだね

同じだ、他の人間と

オマエも同じ、私を穢す邪悪

世界の絶望…

でも、それは私にとっての絶望だ

「やっとオレのものに…やっと、君を、綺麗な君を手に入れた……」

汚い手が私に触れる

気持ち悪くて、汚くて、苦しくて、悲しくて、痛くて、辛くて

そんな絶望の底に…突き落とされる

もう這い上がれないほどに



次の日にはもう涙なんて出なかった

もうとっくに心は折れていたと思っていたけれど、そうじゃなかった

昨日は本当に折れてしまった

何もしたくない、何も…何も…

私はレイのコトを誰にも言わなかった

どうせ私が何を言ったところでひとつも聞いた試しがない

それにレイは幹部の連中にも信者どもにも慕われ信頼されている

私よりな…

出来るだけレイと顔を合わせないように日々を過ごす

そして、数日経った夜のコトだった

私の寝室にレイはやってきたのだ

多数の新人騎士を引き連れて…

新しく入った騎士達は確か…レイの知り合いとかなんとかのはず

みんな顔付きが悪党だなぁ…

嫌な予感しかしない

「セリカ久しぶり、元気かい?」

どの面下げて言ってんだコイツ?

私は無言で目も合わせなかった

「今日は約束を果たしに来たんだ」

無視されても話し掛けてくる鋼のメンタル

私もレイくらいメンタルが強かったら人生変わってたな

見習いたくないが

「セリカがオレから離れるって言うなら約束通り君を壊そう」

約束してないよ?そんなの、一方的な話じゃん

取り巻きの男達は私を囲み身動き出来ないよう身体を拘束する

「オレは今でもセリカの事が好きだぞ

どんなセリカだって、愛してる

でも、他の男はどうだろうか

無理だろうな

世界の穢れと絶望の女なんてさ

自分でもわかっているんだろう?」

私の気持ちなんて…オマエにとっちゃ、どうでもいいんだろうな

そんなの、こんなの、全然…愛じゃない

恋も愛も、もっと綺麗で素敵なもの

私が好きなんて、そんな汚い口から出すような言葉じゃない

消えろ、消えろ、消えろ

世界なんて、全部なくなってしまえばいい

こんな世界とはサヨナラだ

「そんなコト、とっくの昔からわかってるよ

レイの方が私より長生きしててもな、私はオマエよりずっと世界を見てる

その中で1番醜いのはオマエだよ」

100%私情も挟んでいるが

ひとときだけだった…

私の世界があざやかに綺麗に見えたのは…

もう二度と見れない世界…偽物の…

「私は…レイが、世界で1番嫌いだ!!」

「………やれ」

レイの合図で私を囲む男達が私へと食いかかる

嫌いと言ったらどうなるかなんて、わかってたコトだ

嫌だよ、こんなコト、絶対に嫌だ

でも、これより嫌なコトは自分に嘘をついてまでレイを好きだって言うコトだった

それをしたら、綺麗な私の初恋はこのクソ野郎に踏みにじられているのに

私まで自分の心を踏みにじるコトになる

それだけは…嫌だった

なんで?全てに絶望しきってもう何も残らない私に…

まだ……天は生きろと言うのか…

バカだな…バカだ

私は本当に天に愛されているのか?

こんな地獄みたいな世界で何度も同じような運命を繰り返されて…

愛されてなんか…いないじゃん

気付いてしまったら、もう本当に何にもすがれないのに

私は本当に…本当に、愚かなんだろうな

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