森夜月湖、高1。
家庭の方針でスマホも持てずお洒落もできず、学校で浮いて、ぼっち生活。
クラスメイトみたいな、普通の女の子になることに憧れる日々。
そんな月湖が短歌部に入部して、二年男子二人とともに活動することに。
目次が全部、短歌になっているのが凄い。
ぼっち生活が長過ぎたため、クラスの女子に話しかけられただけで。
傍目からは「それ利用されてるだけ」って丸分かりの状況でも舞い上がっている月湖が、見ていて心配になりますが。
妄想でも嘘でも愚痴でも。
31文字にする、ということは、自分の心を形にして外に出すということ。
次第に、今まで何も言えなかった相手にも、物を言えるようになっていく。
良かったです。面白かったです。