二章 裏話

      砂漠の人影

 灼熱の日差しが照りつける砂漠。その真ん中に、一人の人間が歩いていた。


「うう、今日も暑いなぁ……。」


 額の汗を拭い、歩き続ける者。その砂漠の先には、イニーツィオが見える。


「あ! あれがイニーツィオかあ! 大きいなぁ。あと少し! もうすぐであの人に会えるぞ!」


 自分に言い聞かせるように言葉を発し、走り始める人間。その姿は、砂漠の彼方に消えていった。


  この世界の摂理を覆す力を手にしたレージ。そして、新たな絆を見いだしたリベリア。転送してきた者達の冒険が、今始まる!

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