[完]WIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」

☆タイトル「WIZARDWARE魔法戦記「ソフトウェア魔法VS.影の王」」


☆作者名「くら智一」


☆作品リンク

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885487128


☆あらすじ(原作より引用)

☆WIZARDWARE《ウィザードウェア》魔法戦記シリーズ


 アキムは結論を迫られていた。上空に浮かぶ「影の王」の輪郭――真球の姿をした巨体、圧倒的殺戮能力を持つ人類の宿敵は、現在100年の眠りについていた。目覚めるまでの期限はあと12年。一度は滅亡の危機に瀕したレジスタ共和国は対抗策を講じていたが、武器は「魔法研究所」が開発を続ける魔法弾のみ。木々を揺らすだけの弱い光の塊に比べ、敵の大きさは直径50メートル。巨大さから「第3の天体」とも喩えられる。


 彼は無理難題を解決する為、ある技術に目をつける。異世界に存在すると文献に記載された「プログラミング」と呼ばれる離散数学だ。世界を仰天させるアキムの謎解きが幕を開ける。   


★主人公が「魔法弾」と呼ばれる小さな光の塊を、ソフトウェア(C言語プログラミング)の「データ構造」「オブジェクト指向」をヒントに独創的な発想で拡張させ、巨大な敵と戦う物語。ページをめくった瞬間、ファンタジー戦記&SF&ミステリーの複数ジャンルを網羅した新しい世界が飛び出します。徐々に明らかとなる敵の正体と世界観の謎……。ラストまでどうぞお楽しみください。



☆作者評

今作の見どころは「ソフトウェア魔法」という独自の魔法。プログラミングの知識を魔法に応用することにより、新たな魔法を確立しているのです。

正体不明な敵、影の王。ソフトウェア魔法の生みの親とも言える主人公、アキム。幼馴染のティータ、世話焼きな先輩のレッドベース、優等生の同期デスティン……

個性豊かなキャラ達が織り成す、影の王撃退に向けて奮闘する物語。アキムの置かれた立場に苦しみ、プログラミングの知識を魔法に応用する過程に驚き、紡がれる人間関係につい感情移入してしまう。


プログラミングの知識が盛り込まれてますが、専門知識がなくても気軽に読めます。注釈に簡単な解説が書かれていたり、地の文にさりげなく用語の説明が書かれていたり、非常に興味深いです。

内容としてはあらすじに少し出ているように、ファンタジーもの。魔法ファンタジーです。だから魔法が好きな人にも楽しめるんじゃないかと思います。にしても、プログラミングを魔法に生かすというこの発想がすごい。

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