[完]幽霊とゴーストライター
☆タイトル「幽霊とゴーストライター」
☆作者名「玉掛占地」
☆作品リンク
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884500344
☆あらすじ(原作より引用)
新人賞受賞から五か月、突如『出版停止』を言い渡された新人作家、登戸(20歳)。
彼は受賞の喜びで大学を中退しており、学生でも作家でもない身分で途方に暮れていた。
同時期、編集部はあることでざわついていた。
書籍発売に向け、改稿作業に入っていたweb小説の作者が何の前触れもなく失踪したのだ。
編集部は、登戸に『出版停止』の取りやめを条件に、web小説のゴーストライトを依頼する。
複雑な心境のまま、依頼を受け、家に帰った登戸。
しかし、そこには女が――美人の幽霊がいた。
この記憶喪失した幽霊との出会いが、新たなつながりを生む。
小説家ワナビの少年に、元読専編集者に、狂った女に、コスプレ年増に……
多視点の一人称で描かれる青春群像劇。それぞれが抱える謎は、やがて一つの事件へとつながる。
【お読みになる前に】
・登場人物たちの言動は作者(玉掛)の考えと必ずしも一致する訳ではありません。
・登場人物たちの言動が気に入らず、読み進めることがイヤになった場合ブラバ推奨ですが、素敵なエンディングを用意しております。
・あくまでエンターテイメント作品です。議論がしたい訳ではありません。
・書籍化できたらもっとリアリティーを追求できるかもしれない(ボソ)
*カクヨムコン3参加作品です。
*毎日更新予定:時間は今のところ未定ですがお付き合い頂けると嬉しいです。
(*´ω`*)
☆作者評
こちらはあらすじで気になった現代ドラマジャンル、キャラクター文芸部門参加作品。web小説とか作家とかが題材になってると結構目を奪われてしまう、なんて思うのは私だけじゃないと思いたい。私は「ゴーストライター」に惹かれて読み始めたのです。さて、本題に入りましょう。
読んだきっかけはあらすじとその内容に期待して。いざ読み進めると、あら不思議。あれよあれよとページを進む手が止まらない。新人作家「登戸」、登戸の担当編集「山野」、今のところこの二人の視点がメインで物語が動いてる。一人称多視点で混乱するかと思ったけど、エピソードタイトルのおかげでそこまで混乱せずに読めた。幽霊、登戸が尊敬する作家、山野、山野の上司にあたる編集長……様々な人が絡んでストーリーが進むと思われる。
まず特筆すべきは一人称多視点であり、複数視点が苦手でない人に読んでほしい。また、題材が題材なので書き手兼読み手の人(つまりカクヨム作者に多い)は意外と気に入るんじゃないかな、と勝手に思ってる。
「挿文」という作中用語の説明パートが、視点が変わる前に入っている。これを作品の雰囲気が乱れると思うか、ありがたいと思うか。ここは人によって大きく分かれるところだと思う。そういう点では惜しい。カクヨムコン3参加作品なので、是非一読あれ。
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