第35話 キャラ設定メモ

・整理のキャラ設定集


 ミモザ・アルファド(種族:エルフ)


 エルフ年齢:二十二才 人間年齢:千七百十二才 ロックウェル王国 第三王女。

     

 本編主人公。どこか抜けた父王により、人間の国、サーモバリック王国へと政略結婚させられる。

 体術、魔法共に得意であり、魔法が得意なエルフの中でも、使える者が限られている召還術も使える。しかし、色恋沙汰はあまり得意ではない。性格は基本的に冷静。

 どういう巡り合わせか怪我したり死んだりしている上に、変わり者が多くてなにかと苦労が絶えない。

 料理が得意で文字通り体を張って作ったレシピがあり、それを惜しげもなく侍女たちに提供した。

 最初はマルスと何とか距離を縮めようと奮闘していたが、いつしかそれは虚しいものへと変わり、滑り込んできた侍女であるマリーとまさかの恋愛を開始する。しかし、まだどうしていいか分かっていない。


 マリー・エクステンダー(種族:人間)


 年齢:二十四才 ミモザ付き侍女。事実上の侍女とりまとめ役。


 大変頭の回転が速く、あらゆる事をそつなく……以上にこなすスーパー侍女。

 時々やり過ぎて怒られるが、モミザという新しいオモチャを得て、ご満悦の日々を送っている。

 モミザとマルスの仲を応援はしているが、それよりも何事も冷静なモミザが、大混乱に陥る色恋沙汰で遊ぶのが密かな趣味……だったが、いつの間にかマルスを押しのけて、自分が恋してしまった。恋敵であるマルスを大人げなく徹底的に叩きまくった結果、見事ヒロインに昇格。現在、大恋愛中である。


 マルス・ボーイング(種族:人間)


 年齢:一二才。ミモザの結婚相手。サーモバリック王国 第六王子


 年齢差千七百才を乗り越え、ミモザの旦那になった……が、完全に愛想を尽かされ迷走台風。ついには、準主役のポジションからも陥落した不憫なヤツ。

 ミモザに見捨てられ、第二婦人であるニーナ・ハーキュリーズ(後述)に甘えようとするが徹底的に拒否され、超大型で強い台風となり暴走してロックウェル王国に攻め込もうとするも失敗。ミモザに「ゴミ」とまで呼ばれる。なお、その責はまだ未定である。


 ニーナ・ハーキュリーズ(種族:人間)


 年齢:二十二才 マルス付きの侍女→第二婦人


 マリーのシゴキを受け流すという器用さを持つ賢い子。普段は滅多に機会がないが、料理が好きで、モミザのレシピに実は一番反応した。

 彼女も頑張っているが、やはりマリーと愉快な仲間たちと一括りにされてしまう悲しい子だが、本人は知るよしもない。

 攻撃魔法が得意だが、モミザの魔法には勝てない。密かにライバル心を抱きつつも、そもそも立場が違うので、なにも出来ない悲しい子。

 実は、ガキのくせに結婚なんてしやがって!! とほの暗い念を持っている。

 ミモザからマルスを奪い取り、ざまぁ!! と思っていたのは一ヶ月くらい。その、あまりの甘ったれ具合に辟易して、接近するのも拒絶する程毛嫌いするようになった。ミモザが捨てた理由が分かると、大変後悔してる。


 アリス・フォートレス(種族:人間)


 年齢:二十才 マルス付きの侍女。


 マリーのシゴキに耐えている健気な女の子。掃除洗濯については、マリーをも凌ぐ才があると密かに評判。だけど、マリーと愉快な仲間と一括りにされてしまう不憫な子。

 魔法大国の侍女らしく、結界魔法が得意。その才は国内でも一、二を争うと評判である。

 より強力なエルフ魔法を使うモミザの登場で、その地位が危うくなってしまったが、特に気にしていないいい子である。

 マルスがおかしな状態になってしまったため、現在は任を解かれて待機中。


 アラファド・ボーイング(種族:人間) 


 年齢:三十五才 サーモバリック王国第一王子→国王


 スキンヘッドにサングラス、筋骨隆々とした体躯を持つ、どう見てもその筋の人にしか思えない王子様からの国王昇進。

 父親である前国王が「原因不明の病」に倒れたため、急遽国王になった。

 口は悪いが根は優しく、お約束通り猫好き。種族差別は全くしない。

 あまり登場はしないが、時々出てきてはミモザに任務を託す。

 

 アン・セイバー(種族:人間)


 享年:二十五 魂


 マリーの先輩であり、元祖スーパー侍女。

 その能力はマリーを大きく上回り、超々侍女などと言われる事もある。

 墓参の祭にミモザが三十分(目安)だけ有効な霊術を使って、魂のみ呼び寄せる事に成功するが、そこはさすがに超々侍女と呼ばれただけあって、ずっと滞在を決め込んでしまい、時々ミモザの前に姿を現す。

 初代マリーの恋人であったが、事故死してしまった。魂となっても彼女を心配している。

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