第8話 プチ設定集
ミモザ・アルファド(種族:エルフ)
エルフ年齢:二十二才 人間年齢:千七百十二才 ロックウェル王国 第三王女。
本編主人公。どこか抜けた父王により、人間の国、サーモバリック王国へと政略結婚させられる。
体術、魔法共に得意であり、魔法が得意なエルフの中でも、使える者が限られている召還術も使える。しかし、色恋沙汰はあまり得意ではない。性格は基本的に冷静。
どういう巡り合わせか怪我が多く、変わり者が多くてなにかと苦労が絶えない。
料理が得意で文字通り体を張って作ったレシピがあり、それを惜しげもなく侍女たちに提供した。
マルス・ボーイング(種族:人間)
年齢:一二才。ミモザの結婚相手。サーモバリック王国 第六王子
年齢差千七百才を乗り越え、ミモザの旦那(になる予定)。
本来は十五才で迎える成人の義を迎えてからではないと婚姻出来ないが、王族特権であり、政略結婚という特殊な状況のため認められた。
近々婚姻の義の予定であり、国民全てに周知されはじめているが、異種族との結婚ということで、快く思っていない一部の人間もいる。基本的にまだまだ子供。
マリー・エクステンダー(種族:人間)
年齢:二十四才 ミモザ付き侍女。事実上の侍女とりまとめ役。
大変頭の回転が速く、あらゆる事をそつなく……以上にこなすスーパー侍女。
時々やり過ぎて怒られるが、ミモザという新しいオモチャを得て、ご満悦の日々を送っている。
モミザとマルスの仲を応援はしているが、それよりも何事も冷静なモミザが大混乱に陥る、色恋沙汰で遊ぶのが密かな趣味。
オリジナルの「お仕置き」メニューがあり、「五辛」で標準的な人間は生きるよりも死を懇願し、最上級の「十辛」になると、もはや人である事が困難なほどのダメージを受ける……らしい。
なお、マルスを含む王族付きの侍女は、全員「五辛」を受けて切り抜けた精鋭である。
アリス・フォートレス
年齢:二十才 マルス付きの侍女。
マリーのシゴキに耐えている健気な女の子。掃除洗濯については、マリーをも凌ぐ才があると密かに評判。だけど、マリーと愉快な仲間と一括りにされてしまう不憫な子。
魔法大国の侍女らしく、結界魔法が得意。その才は国内でも一、二を争うと評判である。
より強力なエルフ魔法を使うモミザの登場で、その地位が危うくなってしまったが、特に気にしていないいい子である
ニーナ・ハーキュリーズ
年齢:二十二才 マルス付きの侍女
マリーのシゴキを受け流すという器用さを持つ賢い子。普段は滅多に機会がないが、料理が好きで、モミザのレシピに実は一番反応した。
彼女も頑張っているが、やはりマリーと愉快な仲間たちと一括りにされてしまう悲しい子だが、本人は知るよしもない。
攻撃魔法が得意だが、モミザの魔法には勝てない。密かにライバル心を抱きつつも、そもそも立場が違うので、なにも出来ない悲しい子。
実は、ガキのくせに結婚なんてしやがって!! とほの暗い念を持っている。
・国
ロックウェル王国
エルフでは数少ない、国という体を持つ集落。
規模は大きくはないが、エルフが生み出す数々の希少な薬草や魔法薬が収入源の大半を占める。
サーモバリック王国領内にあるため、お互いの関係は密接である。
・サーモバリック王国
世界で三番目くらいの大国で、別名「魔法大国」。
優秀な魔法使いを多く輩出し、魔法技術や道具の開発も盛んである。
領内に自治権を認めたエルフの国があるため、特殊な魔法道具も多く開発されており、各国への輸出も盛んに行われている。
基本的に平和な国で、今のところ他国と争いが起こる兆候はない。
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