第7話 護衛するニート
一夜明けて早朝から荷物を持って宿屋の前で待っていた馬車に乗り込み王宮へと向かった
王宮に着くと既に準備を終えた馬車が5台と護衛の騎士と魔法使いが総勢20名が待っていた
俺が迎えの馬車から降りると執事のジールさんがやって来て
「タケル様準備は全て整っております、何卒姫様の事よろしくお願い致します」
「はい、引き受けたからには命懸けで守ってみせますから安心して下さい」
「ちなみに編成に関してなのですが感知魔法で周囲を警戒しながら進みたいので私を1番先頭の馬車に乗せて貰えますか?」
「わかりましたその様に手配致します」
「お手数をおかけしてすみません、それと全ての馬車の御者さん達と騎士、魔法使いの
団長さんにこれを渡して貰えますか?」
そう言って俺は袋から水晶をジールさんに渡した
「これは私が作った魔道具で声を飛ばす事が出来る物ですこれを使って連絡を取りたいので」
「わかりました皆様にお渡ししておきます」
そう言うとジールさんはすぐに馬車の配置がえの指示と水晶を渡しに向かった
しばらく待っているとジールさんが戻って来て
「タケル様準備が整いました」
「ありがとうございますジールさん」
準備も終わり魔道具のテストの為に水晶に向かって話しかけてみる
「皆さん聞こえますか?今から確認の為に呼んでいくので順番に水晶に向かって話しかけてみて下さい」
「二番目の馬車聞こえますか?」
「はい、聞こえます」
「三番目の馬車聞こえますか?」
「大丈夫です」
「四番目の馬車聞こえますか?」
「はっはい、聞こえます」
「五番目の馬車聞こえます?」
「こりゃー凄いですね」
「騎士団長さん聞こえますか?」
「はい、聞こえております」
「魔法士団長さん聞こえますか?」
「はい、しかしこんな魔道具見た事ありませんがどこでこれを?」
「その話はまた今度」
「それではこれから出発しますが私が先頭で感知魔法を使いながら何か異変があればすぐにこの水晶で連絡しますから皆さん必ず肌身離さず持っていて下さい」
そしてエレーナ姫の護衛をする旅が始まった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます