強くてクソゲーム

作者 山田野郎

88

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★★★ Excellent!!!

率直な感想を述べるとすれば、『心が抉られるような、残酷な話だった…』といった辺りでしょうか(褒め言葉)。


タイトルだけを見て、『チート無双しまくり、楽勝すぎてクソゲーかよ』的な内容なのかな、と思って読み始めたので、受けた衝撃は凄まじいものでした。やはり、偏見はいけませんね。



こんなに心抉られる内容は久しぶりでした。ありがとうございます。


★★★ Excellent!!!

弱かった主人公が過去に戻り、未来の知識や密かに鍛え上げたスキルを活かして大活躍。近頃のWEB上のファンタジー小説では頻繁に見かける設定だ。
一見、本作もそうした作品のように思われるのだが……。

勇者である主人公は魔王との戦いに敗れ、とうとう力尽きる。だが彼が死ぬ直前の「過去に飛ばして、やり直させてくれ」と願ったことで、選定の剣の力により彼は一年前の世界に戻ってくる。
そして彼の途方もない戦いが幕を開ける。

魔王の前に立っては剣を振るい、命を落としながらも魔王の弱点を見つけ出すトライ&エラーの日々。
甦るたびに魔法を覚えたりして強くなっていき、徐々に魔王との力の差は埋まっていくが、埋まったものは力の差だけではなく……。

作者による本作のキャッチコピーは「ループ能力者の末路」。
わずか3話でありながらも、ループもの特有の楽しさ、そしてそれ以上のしんどさを叩きつけられる強烈な作品。
ある程度予測がついていたはずなのに、それでもぞくりとさせられるラストは必見だ。

(新作紹介 カクヨム金のたまご/文=柿崎 憲)

★★ Very Good!!

魔王に殺されてから何度も同じ時間をループしてしまうようになった主人公が、死んで強くなることを繰り返していくファンタジー。
死ぬたびに強くなって新たな力を獲得していくのだが……。

文章が読みやすい。最初はホップな感じがあってストーリーがすらすらと頭の中に入ってくる。途中から雰囲気はかなり重たくなり……。

★★★ Excellent!!!

裏切られました。
酷いタイトルからは想像もしなかったほど、
物語に引き込まれました。
綺麗な序破急の構成で、
後半になるにつれて物語が加速していきます。

最後の主人公の言葉も、
理解する速さと喋る速さがリンクし、
鳥肌がたちました。

読み終わりも良く、
読後タイトルも納得。
短い時間で読めますので
とにかくオススメです。