いつも水の中で過ごしている亀。

でも実は意外と高いトコロも大好きで、

結構な高さにまで登れます。

あとは日向ぼっこが大～好き！

そんな亀は、毎日数時間だけ

ベランダで放し飼いにされます。

放し飼いにされた亀は、

必ずといっていい程

植木鉢の上に登って

日光浴をするのです。

…そう、お母さんが丹精こめて育てた植物の植木鉢の上に…。

そして日光浴で気持ちが良くなった亀は、やたらとハイテンションとなって、バタバタと手足を元気良く動かしながら植木鉢の中の土を掘りはじめるのです。

…ブチブチブチブチィッッ！！

お母さんが丹精こめて育てた多肉植物は、

無残にもちぎられてゆきます。

「…いくら高いトコロが好きだって言っても、わざわざ植木鉢に登らんでもいいのに…。」

そう言ってお母さんは亀を植木鉢からおろすと、ちぎられた多肉植物のカケラを再び植木鉢に戻すのです。

そうしておけば、不思議な事にその多肉植物は再び土に根をはるようで…。

ちなみに、ちぎられたらマズい植物は家の中へと避難させていたのですが、花を咲かせる度にインコのチュン三郎にちぎられてしまうので、

どっちにしろ植物を育てるには、

あまり向かない家なのでありましたとさ。

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