飲みの席にて②
数年前、
友達に連れられて合同懇談会…
そぅ、いわゆる『合コン』というモノに
参加した時の事――――…
合コン初心者のむむは
完全にアウェー感丸出しだったのですが、
何故かむむの周りには狙った獲物は決して
逃さないような可愛い小悪魔ちゃんばかりが集まっておりましてな。
そんな見た目も仕草も抜群に可愛い彼女達の姿に、初対面だったハズの男性陣ものっけからドッキュンメロメロだったようで。
突然ナルシストっぽい男性陣の一人が
何やら得意気に妙な話をしはじめました。
「男と女って不思議なモンでさぁ~
目と目を合わせた時に、
『この人好き』って思ったら
自然と目が潤むらしいよ。」
突然の話の流れに
思わずポカーンとするむむ達。
だが、そんな周りの様子など気にもとめずに
そう言ってその人がドヤ顔のまま
目の前に座っていた可愛い
Iちゃんの瞳を覗こうとした瞬間―――…
「あっれ~?
コンタクトのせいかな?
超目が乾くゥ~」
…と思いっきり彼から瞳を反らすIちゃん。
そう、彼女達は
『狙った獲物は逃さない。
だけど、いらない物は隅まで追いやる』
悪魔のような子達だったのです。
しっかし、
口説き文句に『目が潤む』を使う男の子に対して、即座に『目が乾く』で完全シャットアウトしちゃうだなんて…
なんかIちゃん
『小悪魔』ってゆ~より
『アマゾネス』みたいだったわ。
ほんわかしているようで
頭の回転、メチャクチャ早ぇッッ!!
百戦錬磨の美女軍団のスペシャルテクを
間近で学ぶ事ができてとにかく感動しまくったむむ山むむすけでありましたとさ。
…いやはやいいお勉強になりましたわ。
(※色んな意味で。)
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