マロの予知夢。


ある日マロは夢を見た。


校庭を歩いていたらボールが飛んで来て

自分の頭に当たってしまうという

内容の夢だ。


ある日の登校中…

校庭を歩いていた時に突然マロの頭の中に


「この景色、

なんだか夢で見たことがある!」


という不思議な感覚が生まれた。


「そうそう、

こんな風に校庭を歩いていたら

ちょうどこんな風にボールが飛んで来て…」


夢と現実の景色をひとつひとつ

自分の頭の中で照らし合わせながら

そんな事をぼんや~りと考えていたら


バシンッッ!!


なんと本当に夢と同じタイミングで

同じボールが出て来て

そのままマロの頭に直撃したのだ。


きっと神様はマロにボールを避けるよう

あらかじめ夢で教えてくれていたのだろう。


だが日頃からポヤンとしているマロ。


予知夢は全くいかされる事なく

終わった。

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