いつまでもデブと思うなよ
『いつまでもデブと思うなよ』岡田斗司夫
https://bookmeter.com/books/580999
本の帯、ダイエットに成功した岡田斗司夫を横から撮影してる全身写真、はいてるズボンはかつて太っていた頃のもので、そのウエストをピーンと伸ばして、どれだけ痩せたか見せつけるような写真、広告で見た覚えないですか?
食べたものをカロリーとともにひたすら記録するだけ。
要するに、入るカロリーを減らすだけのダイエットなんですが、肝となることがふたつあります。
まず、
・体内に入れた総カロリー量が可視化されるので、恐れおののいて食べる量が減る
・書き留める、もしくはその食品のカロリー量を調べるのが面倒なので「だったら食べるのやめよう」と思って食べる量が減る
・慣れてくると、見ただけで「だいたい何キロカロリー」とか判るようになってくる
これで食べる量が減ります。
特に3つめは、マジでピンとくるようになります!
本の中では「ドラゴンボールのスカウターのように」と表現されていましたが、たとえば3時のおやつがあったとして、食べても食べなくてもいいとします。
それが菓子パンだったりすると、見た目で「これは400〜500kcalはあるな」と直観し、一日の摂取カロリーの目安、2400kcalのうち「朝は納豆と御飯とみそ汁で350kcal、昼は唐揚げ定食で700kcal……、ってことは今これを食べても晩ごはんは普通に食べれるな」と瞬時に計算できてしまうようになるのです!
マジで!!
ちなみに私は当時、totonoeというサイトでカロリー管理をしていました。
今は、もうサービス終了してしまいましたが、ウェブサイトでもスマホアプリでも摂取カロリーの記録や運動による消費カロリーの計算とかしてくれるサービスは色々ありますから、お試しあれ。
そしてふたつめは、痩せ始めて判ることなのですが、デブとそうじゃない人とでは「お腹が空いた」の感覚が違う!
デブは、「小腹が空いた」以前の状態で、すかさず空腹を感じます。
満腹から少し「何か入る/入れられる」状態になった時点で「空腹」を感じるのです。
が、そうじゃない人は、かなり本格的に「体を動かすための熱量が足りない」みたいになった時にやっと「空腹」を感じます。
ま、そこまで極端じゃなくても、「空腹」を感じるラインというか、レベルというか、基準というか、とにかく感じ方が変わってきます。
ここまでくれば、もう「摂取カロリーをひかえること」それ自体が楽しみになってきます。
ベニスの商人の貯金みたいに(あれ? 何か違う!?)、このおやつを食べないことで/おかわり自由の定食屋だけど、ご飯普通盛り一杯だけにしておいたことで――nキロカロリーも摂取するのをひかえることができた! 的に達成感のような快感をおぼえるようになってくるのです!
アルコールが入ると、だいたい食べすぎますね。
揚げ物を一緒に食べたり、シメに炭水化物が欲しくなったりしますし。
が、3日くらいかけて取り戻せばいいのです。
食べ過ぎた分は。
もう、お酒飲みながらでも「この揚げ出し豆腐は150〜200kcalくらいだな」とか判っちゃうので、「今日はこのへんでやめておこうか」なんて思っちゃったり、気にせずワシワシ食べたときでも、翌日食べたものを書き出して「今日と明日は2000kcalくらいで抑えておこう」とか考えたり。
私はこれで、86kgから、78kgまで落として、以後10年くらい75〜78kgをキープすることができました。
ちょっとぽっちゃりくらいですね。
帯津良一先生は、「ちょいメタ」くらいが一番いいみたいに言っていましたしね。
このゾーンに入って以降、体重は微妙な増減はあっても、ズボンやベルトを買い替えるようなリバウンドは経験していません。
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