嘘の王様

虚構に彩られた英雄譚で自分に酔いしれていく

偽りの過去を作って素敵な嘘つきに成った


嘘を守る嘘を重ねることで心の壁を厚くしていく

ハリボテの一夜城が心の拠り所だ


愚民が僕の虚言を批判する

無意味な国境線を作って架空の国を作った


空想の臣民達が愛されるべき僕に喝采を送る

理想に彩られた運命の姫と僕は結婚をした


嘘つきの僕が嘘を認めることをプライドは許さない

自分を愛するために僕は嘘の王様に成った

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