第6話 やっぱりさ、
<雪井零>
今日は、澪が恋をしたらしい。
俺に、心がもやもやする。と言ってきたときは驚いた。
なぜなら、澪はその感情を知らなかったからである。
人は一度は恋をする。それについてくる嫉妬や悲しみ、嬉しさを澪は知らなかった。まぁ、澪はどこかぽわぽわしてるから。
ぽわぽわしている澪を守ってやりたい。
それにしても、澪が恋をしたことには変わりない。
相手は誰だろう。
やっぱりクラスの女子かな?
いや、男子かもしれない。
まさか、先生?!な、わけないか。。
もし、澪が誰かと付き合うことになって、俺に紹介をしてきてさ、仲良く一緒に帰っているところを見たら、やっぱり悲しいね。
澪って結構小柄だから、相手はもっと小さいのかな?
澪はぽわぽわしてるから、しっかりとした人かな?
その人に言われて澪が笑って、隣も笑って、明るいカップルになるのかな
やっぱりさ、澪の隣にいるのは、俺がいいな。
いつも一緒にいる俺が澪を笑わせたい。
澪の、いろんな表情を見たい。
悲しい顔、喜んでいる顔、かわいい顔、怒っている顔、すねている顔。
全部の表情を見たい。澪に対する気持ちを捨てたくはない。
澪が、だれをすきであっても、俺は澪を好きでありたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます