第6話 やっぱりさ、

<雪井零>

今日は、澪が恋をしたらしい。

俺に、心がもやもやする。と言ってきたときは驚いた。

なぜなら、澪はその感情を知らなかったからである。

人は一度は恋をする。それについてくる嫉妬や悲しみ、嬉しさを澪は知らなかった。まぁ、澪はどこかぽわぽわしてるから。

ぽわぽわしている澪を守ってやりたい。

それにしても、澪が恋をしたことには変わりない。

相手は誰だろう。

やっぱりクラスの女子かな?

いや、男子かもしれない。

まさか、先生?!な、わけないか。。

もし、澪が誰かと付き合うことになって、俺に紹介をしてきてさ、仲良く一緒に帰っているところを見たら、やっぱり悲しいね。

澪って結構小柄だから、相手はもっと小さいのかな?

澪はぽわぽわしてるから、しっかりとした人かな?

その人に言われて澪が笑って、隣も笑って、明るいカップルになるのかな

やっぱりさ、澪の隣にいるのは、俺がいいな。

いつも一緒にいる俺が澪を笑わせたい。

澪の、いろんな表情を見たい。

悲しい顔、喜んでいる顔、かわいい顔、怒っている顔、すねている顔。

全部の表情を見たい。澪に対する気持ちを捨てたくはない。

澪が、だれをすきであっても、俺は澪を好きでありたい。

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