こう見てみるとやはり如何に自分の能力がチートなのかよくわかる。

むしろそこそこで済ましてもこの世界では楽に生きていける自信がある。

しかし、自分のようにチート転生してきた輩がいるかもしれないし、この世界はまだまだわからないことが多くある。

自分を鍛えられるだけ鍛えても損はしないだろうと、現状ベッドの上であーうーいいながらキャッキャウフフしてるだけだし暇なのだ。

すなわちやれることが少ないわけでそれについて全力で行っていった、種族ネトゲ廃人は伊達じゃない。


あと最近になってやっと言葉がわかるようになってきた。

親の名前とかは結構早くにわかってるんだけど物の単語らしきものはその物自体がないと理解できないし、会話を盗み聞きしても漠然としたものしかわからないので苦労した。

しかしこれも一気に解決した。


【習得:言語解読 説明:自分が理解出来ない言語に対する理解力】


おぅ、これはパッシブっぽいなって思ってたらすぐに言葉がすらすらとわかってきた。

これによって一気に情報が入り込んできた。なのでそれをいち早く吸収するために貪るように会話を盗み聞きした。


【習得:情報整理 説明:自分の知覚する事柄を考える能力】


特技ラッシュやばいな、これ。

自分が興味あるものとかそれに全力を出すとすぐにでも結果が出てくる。

多分これは熟練度4倍が効いてるのだろう、あと多分精神はおっさんだけど体は子供だから吸収が早いのではないか?と推測を立てる。

重要なのはこのスキル、物事をもっと深く早く考えられるようになったことだ。

自分の体内時計なのであてには出来ないが、大体10倍くらいは早くなってる。

例えばだ、そこにあっつあつのおでんが入った鍋があるとするだろ?

それを見て、普通の人が(おでんか、うまそうだな。)って考えたとする。

俺の場合は(おでん最近食ってねぇな、いやでもあんなとこにあるってことはどこぞの3人組専用のおでんなんじゃない?てことは、本当は熱くないんだろな、ドライアイスの湯気って便利だよなー。)って考えてるってことだ。

これは便利、今は頭に体が全然ついていけてないが考えることは山ほどあるのでそちらで有効活用させてもらった。

具体的に言えば話術が10になった。

このスキルには上位スキルがないみたいだが結合される可能性があるから別に損でもない。

話術は辛かった。

何がつらいって言葉はまだ簡単な単語しか喋れないんだ。

会話が出来ない。なので作った。エア友達を。

そう、心の中だと情報整理のおかげで複雑な事を考えれるようになってる。なので心の中で会話相手を作って会話しただけだ。

最初こそはぎこちない会話しか出来なかったが、今では6人くらいの人格作りあげてみんなで談笑出来るようになった。もちろん心の中で、現実は自分ひとりで。


最近ではハイハイが出来るようになってるしできることが増えてきた、言葉も簡単にだがしゃべることが出来るようになってきた。

ここで一気にやれることを増やしていこうと思う。


【リード=ニア=アトラス】【645:1】【メイン職業:詩人見習い1 サブ職業:村人1、戦士見習い1、剣士見習い1、魔法使い見習い1、僧侶見習い1、武道家見習い1、商人見習い1、盗賊見習い1、冒険者見習い1、鍛冶屋見習い1、錬金術師見習い1、魔物使い見習い1、魔石見習い1、召喚士見習い1、狩人見習い1、精霊術師見習い1、迷宮見習い1】


HP:45

MP:1310 (984)

力:31

敏捷:25

健康:29

知識:37

知恵:52

威厳:5

運:20

【EXスキル:神眼】

【パッシブスキル:限界突破、マッピング、情報整理、言語理解】

【アクティブスキル:歌2、楽器1、打撃武器1、採取1、片手剣1、両手剣1、盾1、重装備1、中装備1、軽装備9、火魔法1、水魔法1、土魔法1、風魔法1、闇魔法1、聖魔法1、信仰6、格闘9、気功8、算術10、話術10、宝物庫1、投擲武器4、情報操作10、気配遮断10、トラベルワープ1、鍛冶1、錬金1、調合1、使役1、飼育1、魔石改良1、魔石増幅1、召喚魔法1、武器防具召喚1、弓術1、罠師6、気配察知9、精霊召喚1、精霊会話1、迷宮作成1、迷宮操作1、魔法偽造9】


経験値4倍、熟練度4倍、超回復、無詠唱


現状こんな感じだ。

ここ最近はずっと自分のステータスを偽り続け心の中で会話することを重点的にやっていた。

だからこうなってしまうのは仕方がないと思う、だがここから御座なりだったものを重点的に育てていけばいいのだ。

確定ではないが、気配2種のスキルはカンストで結合されると思う、この中で結合されると思われるのはこのスキルだけなのでまずはこれを結合させよう。


気配を消し、他人の気配を読みつつハイハイで進む、まず普通の人には気がつかれない。

むしろおねえちゃんに至っては、すぐ真後ろにハイハイで進んでても気がつかれなかった。さすがに振り向かれて気がつかれたけど。

部屋の中にあるものを使って隠れたらもう誰にも見つからなかった。ダンボールがあればいるのか知らんけど王様の寝室で盆踊りが出来る自信がある。

蛇の真似事をしていたらすぐに。


【結合昇格:気配遮断+気配察知→死神 説明:気配遮断と気配察知を極めたEXスキル。すべてに気づかれず何者も探し出せる力。】


死神ってさすがだな、むしろ暗殺者とかのがあうんじゃないか?って思ったがそっちは職業でありそうだな。

これで目標は達成だ。普段はなんにもしてないけど気合いれると抱っこしてるお母さんでも見失うのかしきりに手を動かして自分がいることを確認してくる。

今なら、あるのか知らんけど戦争中に全裸で走り回りながら相手の司令官の頭の上でうんこ出来る自信がある。


情報を集めるのも欠かさない。

やっぱりっていうか自分が生まれた家はそれなりに裕福だったらしく。この生活基準の時代なら貴重だろう本がそれなりにあった。

その中でも気になった物がいくつかある。


・ヒューズ大陸の歩き方

・初心者魔法使いのすゝめ

・エマニエル夫人


まだ俺は字が読めないのでこれらは神眼を使って調べたもので、本気で神眼使ったらすっごく長くなるし読みにくいしで現在は情報整理を使って自分のわかるように翻訳?している。

最後のやつは置いといて、多分今俺がいるであろうヒューズ大陸の歩き方って本。

それに初心者魔法使いのすゝめ。これらを読みたい。しかし俺は字が読めない。

さすがに神眼でも本の中身はわからんらしく、大雑把な説明しか出てこなかった。使えないスキルめ。

なのでここは特権を使うことを許可することにした。


「ママー、ご本、よんでー。」

「いいでちゅよー、どの絵本がいいでちゅかー?この絵本でちゅかー?」

「嫌ー!あの、ご本がいいー!」

「どのご本でちゅかー?…旅行本じゃないの。こんなのがいいんでちゅかー?」

「いいのー!よんでー!」

「しょうがないでちゅねー。面白くないと思うけど…。」


ちょろい。甘甘のホイップクリームだ。どうでもいいけど基本俺に話すときは大体こんな感じのお母さんである。威厳のステータス下がるんじゃない?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る