番外編「ラークさんの秘密、その2」

こんばんは、アリアです。

ラークさんと出会ってから数日が立ちました。少しずつラークさんの事について私も理解をしてきました。


今はクエスト終わりで宿屋で休憩中ですが、ラークさんは、疲れないみたいで、自分で生み出した水で遊んでいます。


「ラークさん、突然ですが問題です。」


「え!はい!」


「少しずつラークさんは、考え方が大人になってきましたがまだまだ足りません。」


「はい」


「真夜中の道路上に倒れている女性が居ます。ただ、暗くてよく見えないせいか正面から馬車が走って来て今にも引かれそうです。宿屋の中からその光景を見ていたアナタはどうしますか!?」


「うーん...」


こうやってたまに道徳や言葉の勉強などをしていますが、今回は命に関わるお話、いつの以上に悩んでいますね。結構です。


「わかった」


「はいどうぞ」


「時間操作でお昼にする。人が死んじゃうから特別に時間を操ってもアリアに怒られないし、じゃあ引かれない」


「....ええ、正解です」


「やったね、今回はちょっと難しかったな」


私も毎日勉強です、人間の常識的な考えや枠組みに神様は収まりきらないと。


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