第343話 一年生編「忘却の山田」
何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが? 4巻は11月25日発売予定~♪ 入荷数が少ない可能性があるので、是非書店での予約をお願いします~♪ ← チャイムの音
「さて、放課後になったし、部活とか入ってないし今日も図書室でラノベでも読むか……」
(そう言えば、山田の奴が図書委員になってたけど……委員長、大丈夫かな?)
「あら、安藤くんじゃない? クフフ……今日も図書室にラノベを読みに来たのかしら? ますますぼっちまっしぐらね♪」
「委員長は相変わらず一言余計なんだよなぁ……」
(ちょっと前まで、委員長の心配なんかしてた俺がバカみたいだぜ……)
「あれ……てか、委員長だけ? 山田は一緒じゃないの?」
「ああ、山田ね……。あの男はクビにしたわ」
「クビ!? てか、早くね!?」
(山田が図書委員に決まったあの日から、まだ三日しか経ってないよな!? というか、委員会に『クビ』なんて制度があるの?)
「一体、何をしたんだよ……」
「何をしたね……。初日に言えばむしろ何もしなかったわね。あの男、自分から立候補したくせに初日の委員会をサボったのよ」
「マジで!?」
「ええ、因みにあとで本人にサボった理由を問いただしたらなんて言ったと思うかしら?」
「えぇ、何だろう……」
(初日だから、忘れてたなんてことは無いだろうし……)
「場所が分からなかったとか?」
「クフフ……聞いてあきれるわよ。本人曰く『図書委員になったのを忘れてた』ですって」
「『忘れてた』のレベルが酷すぎるだろ!?」
(委員会があるのを『忘れてた』ならまだ……まぁ、山田っだから仕方ないかと思うけど、まさか図書委員になった事実を忘れるなんて誰が予測できるんだよ!)
「クフフ……しかも、あのバカ――じゃないわね。あの
「なんか……大変だったんだね」
「大変なんてレベルじゃないわよ! しかも、山田が仕事は覚えないしミスをするせいでわたしの負担の方が大きくなるから、ならばいっそのこといない方がマシってことでクビにしたのよ! なのに、山田の奴ってば……」
『そっか! やっぱり、俺様は図書委員程度には収まらない器だってことだな! 委員長ごめんな! あんまり図書委員の仕事手伝えなくて! でも、委員長なら一人でも頑張れると思うぜ! この俺様が保証するぜ! なんたって俺様は~、俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だ俺だぁ~、そう! 山田様だぁあああああああああああああああああああ!!』
「――って、何様なのよぉおおおおおおおおおおおおお! この山田がぁああああああああああああああああああああ!」
(これなら、まだ安藤くんを強制的に図書委員にした方がまだマシだったわよ……。はぁ、山田の代わりに図書委員を再募集してもどうせ誰も立候補しないだろうし、図書委員はわたしが一人でやるしかないわね)
(うーん、そんなことになるんだったら、どうせ暇だし俺が図書委員に立候補すればよかったなぁ……。でも、いまさら『山田の代わりに図書委員に立候補するよ』なんて言えないし、そんなことを言ったら委員長になんてからかわれるか……。せめて、委員長の方から図書委員の再募集でもかけてくれれば話は別だけど……。まぁ、そんな『たられば』の話なんて考えてもラノベの『ifルート』じゃないんだから仕方ないよな)
「まぁ、何だ……。委員長、ドンマイ」
「労うくらいなら、安藤くんが代わりの図書委員になってもいいのよ……?」
「まさか、冗談だろ……?」
「クフフ……もちろん、冗談よ♪」
(だって、安藤くんが図書委員になっても――)
(まぁ……今さら俺が図書委員になっても――)
「じゃあ、安藤くんはそこの返却済み図書を戻してくれるかしら?」
「おう――って、何自然と図書委員の仕事を手伝わせようとしてるんだよ!?」
(どうせ、今と何も変わらないでしょ)
(どうせ、今と何も変わらないだろう)
「……まぁ、暇だから、別に手伝ってもいいけどよ」
「クフフ……ありがとうね♪」
【次回予告】
「皆、いつも応援してくれてありがとう。4巻で表紙を飾るはずの委員長よ♪
皆はもちろん『何故かの』の4巻は予約してくれたわよね? 4巻は3巻の時よりも品薄になることが予想されるから、書店が多く入荷してくれるように事前に予約をしてくれると助かるわ♪
因みに、どこで予約するか迷っている人は「アニメイト」「メロンブックス」「ゲーマーズ」とかの専門書店で予約するのがオススメよ♪
クフフ……この三店舗で予約したらいい『物』があるかもね?
さーて、次回の『何故かの』は♪」
次回「部活動」 よろしくお願いします!
「じゃあ、いつもの『ペタリンじゃんけん』を始めるわよ。
皆、出す手は決まったかしら? 今日は『グー』を出すかもしれないわよ……?
ペタペタ・ペタりん♪
じゃん・けん・ポン♪」
【チョキ】
「クフフ……皆のコメント、評価、待ってるわね♪」
何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが? 第4巻
https://mfbunkoj.jp/product/321907000787.html
2019年11月25日 発売予定!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
*本書を書店にてご注文の方はこの画面を店員さんにお見せください。
タイトル
【何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが? 4】
作者【出井愛】(でいあい)
レーベル【MF文庫J】
出版社【KADOKAWA】
発売日【2019年11月25日】
ISBN
【9784040641904】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます