第160話「人気投票 結果発表」



「皆! 元気かしら? 待たせたわね……」

「…………」

「そう、ついにこの時が来たわ。

 『何故かの』人気投票結果発表よ!」


「「「ウェエエーーーーイ!」」」 ← 観客


「ちなみに、今回の司会、進行は委員長の私と……もう一人!」

「…………」

「同じクラスのハゲ――じゃなく、吉田くんよ!」


「「「ウェエエーーーーイ!」」」 ← 観客


「なんだこれ!?」

「あら、吉田くんったらやっと喋ったと思ったら随分と味気ないツッコミね。貴方、普段から出番少ないんだからこういう時こそもっと存在感をアピールしたらどうなの?」

「なんか意味不明な舞台に立たされたと思ったら、急に理不尽なダメ出しされたんだけど!? てか、人気投票ってなんだよ! てか、委員長さっき俺の事をハゲって言おうとしたよな? てか、俺何も聞いて無いのに急に司会やれとか言われてつれてこられたんだけど!? ねぇ、誰か俺に状況の説明してくれないの? しかも、この目の前にいる奴らは何の観客なんだよ!」


「「「ハゲェエエーーーーイ!」」」 ← 観客


「うるせぇえよ! ハゲてねえし! これは坊主にしているだけでハゲじゃねから! ちゃんと生えてくるから! てか、お前らもマジでノリ良いな!?」

「ねぇ、吉田くん……いくら出番が少ないからって、急に出て来て延々とツッコミ続けないでくれるかしら? 私達は司会と進行を勤めるんだから、さっさと発表に移らないと文字数がケツカッチンなのよ?」

「文字数がケツカッチンって何そのパワーワード!? てか、俺に『存在感をアピールしろ』って言ったの委員長だよね!?」

「はーい♪ じゃあ、うるさくてやかましい吉田くんは無視して、人気投票の結果発表に移るわよー? 皆、準備はいいかしら?」


「「「ウェエエーーーーイ!」」」 ← 観客


「なんか久しぶりに出番もらえたと思ったら、俺の扱い山田よりも酷くない!?」


「じゃあ、1位から順番に発表していくわよ!」

「――って、俺の話誰も聞いてねぇし! てか、いきなり1位から発表するんだな」

「仕方ないでしょう? だって、上位になるようなキャラなんて大体予測が付くから下手に10位から発表すると、1位を発表する時には残っているキャラで1位がバレバレになっちゃうのよ」

「あぁ、なるほどな~確かに1位から3位くらいは大体予測が付くもんな……」



「「「いいから、さっさと発表してくれない!? さっきから、ずっと待ち続けてるんだけど!」」」 ← 発表待ちの人達



「じゃあ、発表していくわよ! さぁ、カクヨム版『何故かの』人気投票!

 堂々の第1位は――皆も納得のこの人よ!」




 スッ


 


    スッ




         スッ――






 スッカ――――――――――――――――ン!






【第1位】 


『朝倉さん』 37票



「キャアアアアアア! 嘘!? ほ、本当に私でいいの!? だって、私……四章あんなに出番無かったのに? もう正直、学校一の美少女なんてネタ呼ばわりで……ラスボスって書いてメインヒロイン(笑)ってついてたくらいだから、何処かの実力主義みたいにヒロインを下ろされたるかもと思って……

 安藤くん! 私やったわ! 貴方の彼女として無事に1位になれたわ!」

「朝倉さん、1位で良かったね? よしよし、うん……朝倉さん、一時期というか四章の扱いが酷すぎて軽い自暴自棄になってたもんね。だって、四章の選挙の大トリだと思って張る胸も無いのに自信満々でスピーチに挑んだら、まるで特撮のアバンでやられるラスボスのような扱いだったし……でも、何処かの実力主義の話は止めようね? 多分、見た目が同じキャラだから自分と重ねちゃったんだろうけど、あれでもまだチャンスはあるからね? 確かに公式スピンオフのメインヒロインルートは救済措置と言う名の死刑宣告だと思うけど、俺は一ファンとしてまだあのヒロインを応援しているからね?」

「フッフッフ……でも、この私が人気投票1位と言うことは、これで名実共に私が真の完璧美少女と言う事が証明されてしまったのね!」 スッカーン!



「はーい、以上。1位の朝倉さんと安藤くんのインタビューでした♪」

「いやー、流石は学校一の美少女と名高い朝倉さんだったな。どうやら、投票の内訳でも朝倉さんの投票率は高かったらしく、その中でも1位と2位の投票率が多くてポイントが高かったのが1位の決め手みたいだな」

「じゃあ、文字数も残り少ないし! 次の2位の発表に移るわよ?

 2位になったのは朝倉さんとはある意味対極なこの人よ!」



【第2位】 


『桃井さん』 35票 



「えぇえええ! わ、私? うそぉーっ! わぁー嬉しい! 皆ー、投票してくれてありがとうねー?」 ビッグバァーーーーン!



「桃井さん、流石ね。四章では出番が少なかった癖に1位と僅差の2票差で2位なんて……」 チッ!

「おいおい……それ私情入っちゃっているだろ? でも、確かに出番は少なかったが、新年早々の更新ではどのヒロインよりも先に出番がもらえたりと以外に優遇されているキャラだよな? 投票の割合でも選んだ人は1位に桃井さんを入れるパターンが多かったみたいだぞ」

「さて……次は3位の発表に移る前に! なんと、この桃井さんと同じ35票で同率2位になったキャラクターがいるわ! そのキャラクターとはこの子よ!」



【第2位】 同率


『バイトのお姉さん』 35票 



「え? 何これ!? なんか突然バイト中に呼び出されたと思ったら何で私、見ず知らずの高校に呼び出されてるの! てか、なんかメチャクチャ拍手されてるし!? はい……? 2位? 同率? え、何が! どう言うこと! てか、説明しなさいよ! 『早く良い人が見つかるといいですね……(笑)』って、余計なお世話じゃ!? クソガキ、噛み殺すぞ!」



「まさかのバイトのお姉さんが桃井さんと同率で2位という結果でした」

「なんか、集計途中では断トツの1位だったらしいぞ……全体的に順位関係なく投票が多かったから投票数だけで言ったら1位かもしれなかったらしいと……

 てか、この人は誰だよ!? マジで、俺は何の人気投票の司会をさせられているわけ!」

「じゃあ、吉田くんは無視して、今度こそ3位の発表に移るわよ♪」

「だから、無視するなぁああ!」

「3位になったのは――圧倒的に出番の少ないこの子よ!」



【第3位】

『妹ちゃん』 27票



「わーい♪ サクラお姉ちゃん、1位おめでとう! そして、私に投票してくれた人もありがとう! 皆、学校の帰りにお菓子を買ってきてくれるお兄ちゃん程度には大好きだよー」



「やっぱり、妹ちゃんは強いわね『何故かの』でも、妹ちゃんの登場する回は応援ボタンの応援率が良いという評判なのも納得ね」

「正直、俺にはこの子にあの安藤と同じ血が流れているという事が未だに信じられないぞ? あと、あの子皆に大好きとか言ってるけど、あの言い方だとそんな好きに思っているように聞こえないのは気の所為か?」

「以上が、人気投票のベスト3よ!」

「ベスト3なのに4人いる件……しかも、一人完全に部外者だよな? でも、確かにこの発表を最後にすると順番はともかく誰が上位なのかは歴然だな」

「でしょ? だから1位からの発表に書き直したのよ……で! 次は惜しくもベスト3に入れなかったけど、それでも接戦の中多くの支持を集めた人気4位からの発表よ!」

「ん? なんか司会の紹介に違和感が……?」

「4位になったのは『何故かの』のキャラの中でも初期から登場しているのに結構報われない役どころばっかりで不憫ながらも健気に……そして、必死に前を向いて歩き続ける! ごくごく普通に可愛いこの子――」



【第4位】

『委員長』 26票


「――って、あららぁ~? あ、しまったわ! 4位って私じゃない!? うっかり忘れてて私ったら、つい自分のことを発表でベタ褒めしてしまったわ♪」 テヘペロ

「嘘付け! 今のは絶対に確信犯だったろ!?」

「……吉田くん、何よ? この人気投票4位の私に、何か言いがかりでもあるのかしら?」

「言いがかりじゃないけど、不満しかねえよ!? てか、この投票へのコメント見てみろよ?

『謎の圧力を感じました』『頑なに投票したくありません』とかメチャクチャ言われているじゃねえか!」

「何言っているのよ! そんな貴方こそこのコメント見て見なさい!『どうか委員長に名前を付けてあげて下さい』って、ほら! 読者は私の名前を求めているのよ! 私、人気投票で4位になるほどのキャラなのに未だに名前が無いってどう言う事なのよ!? 一応は四章をメインに当てられるほどのヒロインキャラなのに、モブの吉田くんに名前があって、何で私には名前が――」

「はいはい~じゃあ、5位の発表いくぞー? 5位でようやく男キャラがランクインだ!

 はたして男キャラで一番投票が高かったのは誰ダー」 ← 棒読み



【第5位】

『朝倉パパ』 22票



「――って、マジで誰だよ!?」

「ここに来て、朝倉さんのお父さんがまさかのランクインよ……」

「朝倉さんのお父さん!? 何で、生徒の父親が人気投票でランクインしちゃってるの!? てか、さっきも生徒の肉親ですらない部外者が2位にランクインしてたけど、これって学校内の人気投票じゃないの!? いや、学校内の人気投票って言うのも謎だし、俺何も知らなかったけど……でも、これマジで何の投票なんだよ! 俺は5位でようやく男キャラがランクインって言うからてっきりこの前の選挙で当選した安藤辺りが出てくるかと思ったんだけど――」


【第6位】

『安藤くん』 20票


「――って、言ってたら何かついでみたいな感覚で6位が発表されちゃった!?」

「吉田ぁああああああああああああああ! お前、せっかく俺が『俺の発表まだかな? ワクワク!』って凄い楽しみにしてたのに何人の順位発表を何かの誤爆みたいに発表してくれちゃってるの!?」

「お、おう……安藤、すまない。てか、その『山田ぁああああああああああああああ!』みたいな感じで呼ばないでくれるか? 流石に、俺も山田みたいな奴と同列に扱われるのはちょっと――」


【第7位】

『山田』 13票


「いえぇえええええええい! 皆ぁあああああ! 俺に投票してくれてありがとぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおう! 俺だ! 俺だ! 俺だ! 俺だ! 山田様だぁあああああああああああああああ!!!!」


「吉田ぁああああああああああああああ!」

「すまなかったって! でも、あの流れで山田まで出てくるのは予想外だろ!? てか、何? この発表って俺に対してなにかしらの禁止ワードでもあるの!?」

「吉田くん……私がせっかく、司会として段取りを考えてあったのに、それを無視して勝手に発表をしないでくれるかしら?」


「やっぱり、これ俺が悪いの!?」


「まぁ、発表されちゃったものは仕方がないし……私より人気が無い5位から7位の人達、何か適当に一言くれるかしら?」

「俺、主人公なのに何か扱い雑過ぎない!?」

 

「ふざ……けるな…………」


(わぁ~! 安藤くん! パパと順位が隣同士だね♪ でも、パパは安藤くんがパパより下なんてありえないと思ってるよ~ だって、安藤くんはとってもいい子なんだから、もっと順位が高くないとおかしいんだよ! ん~もう! パパはプンプンだよ! でも、パパは安藤くんと順位が近くてうれしいなぁ~~えへへ♪)


「あ……はい、そうですね。ハハハ……」

「安藤ぉおおおー! 俺だ! 俺だ! 俺様だ! 山田様だぁあああああ! おうおう! この俺様を差し置いて6位とはやるじゃねえか! おめでとう! でも、次は負けんだからな! 次こそはきっとこの俺様がお前の倍の票を集めて1位になってやるんだぜい!」

「そもそも、倍の票を集めたところで、今回のベスト3にも届いてないんだが……?」


(数学ができないとは流石は山田だな……しかし、せっかくの6位なんだけど、その両隣の5位と7位が両方とも男って……ランキングの男女比だと女子が多いはずなのになんで見事に俺の隣だけ男オンリーなの?)



「まぁ、安藤くんといえば安藤くんらしい結果よね……」

「じゃあ、次は8位の発表だな」

「8位は意外なあの子よ!」



【第8位】

『藤林さん』 12票


「えっ……わ、私? そんな! わわ、私なんて……」

「ちくしょぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお! なんであと2票多くなかったんだぁああああああ!」

「うぇえええええええ! 安藤くん!? 何で、安藤くんが悔しがるの!?」

「え? ああ、藤林さんは別に気にしなくていいよ? これは別に、あと2票多ければ俺の隣が山田じゃなくてDに――」


「安・藤・くん……少しいいかしらぁ~?」 ゴッゴッゴッゴ……ッ! ←殺気のような何か


「ヒッ! あああ、朝倉さん!? 嫌、違う! これは……」

「うふふふ~♪ お話は生徒会室でゆっくり聞きましょうね~?」

「違うんだぁああああああああああ!」


「…………」

「…………」

「……さ、さーて! 第9位の発表に移るわよ!」

「えーと、9位はこれから期待の大型新キャラのあの子ダー」 ← 棒読み



【第9位】

『後輩ちゃん(姉ヶ崎妹)』 8票


「えぇー? 私が9位ですかー? マジでウケるんですけどぉ~♪ てか、まだ数回しか出番がなかった私が9位とかぁー? もしかして、この人気投票チョー楽勝? みたいな~? キャハ♪」


「はーい、なんか憎たらしい小娘でしたねー。じゃあ、次行きましょう!」

「早い早い! 委員長、気持ちは分かるけど早いって! えーと、後輩ちゃんは出番が少なった分、これからの活躍に期待してるファンがいるみたいらしいな」

「じゃあ、次の発表! 次の10位はこれまた同率よ!

 10位になったキャラは四章を代表するこの二人――」



【第10位】 同率 6票


『石田くん』

『生徒会長(姉ヶ崎先輩)』



「そんな! ぼ、僕が……姉ヶ崎先輩と同じ場所に立てるなんて! こ、光栄です!」

「石田くん、良かったね!」

「ああ、藤林もいい順位で良かった!」


「あら、私なんて、もう直ぐ卒業して生徒会も引退の身ですわよ? なのに10位なんて名誉をもらってもよろしいのでしょうか?」

「いやいや……なんで、会長がランクインしちゃってるの? 胸と同じでこれも偽造してるんじゃないの?」

「安藤くん! し、失礼ですわね!? 大体、わわわ、私が胸を偽造? はて、なんのことでしょうか? 見に覚えがありませんですわね!」

「…………」


(腹黒会長の事だから、絶対に裏では自分の順位に不満持ってそうなんだよなぁ……)


(ムキィーーッ! この私が何故たったの6票しか入ってないんですの!? しかも、同率ってどういうことですの! こんなのありえませんですわ!)



「さて、カクヨム版『何故かの』人気投票結果発表はいかがだったかしら? 以上が今回のランキングベスト10よ!」

「そして、11位以下は一気にまとめての発表と……」

「これ、絶対に10位までの発表でめんどくさくなった証拠ね……」



【第11位】 安藤パパ 5票


【第12位】  同率 3票

       メガネちゃん

       フレンズ 


【第13位】 数学の先生 2票



【第14位】  同率 1票

       沢渡

       朝倉ママ

       安藤ママ

       安藤くんのラノベ

       生徒会長のパッド

       「『ぼっち』とジュリエット」の台本 

       『第101話 「ごはんに誓って」』の黒

       『第101話 「ごはんに誓って」』の大地 

       安藤ちゃん(「何故か学校一のイケメンが休み時間の度に、ぼっちの私に話しかけてくるんですが!?」より) 




「最後の同率ビリは意味不明なの多すぎだろ……」

「いえ、残念ながら発表はまだ残っているのよ」

「え! 委員長? まだ残っているって……だって! 14位は1票だぞ? それより下がいるってヤバイだろ! 誰だよその真のビリは?」

「じゃあ、発表するわよ! 最後に発表するのはこのキャラよ!」













【最下位】 吉田 0票












「ハゲェェエエエエエエエエエエエエエ――――――――――!?!!??!?!!??!?!!??!?!!??!?!!??!?!!?」




「安藤くん、見てごらんなさい……この見事な焼け野原を……」

「すげぇな……名前があるキャラで、投票一覧にも乗っけてもらったくせに1票も入って無いとか……」


「嘘だろ! 俺って山田よりも人気無いの!? てか、沢渡ですら1票入っているのに0票って! むしろ、俺は14位の中にある『パッド』とか『台本』よりも人気ないの!? そもそも下から三人は別世界空想のキャラクターじゃねぇえか!?」


「集計の時もカウントし終わって投票率順に並べ直していたら一人だけ0票が出てきて、驚いたらしいわよ」

「俺、今回の司会に吉田が選ばれた理由が何となく分かったかも」

「不憫よね……」


((まぁ、ハゲだから仕方ないか……))



「さて、結果発表はいかかだったかしら? 上位に輝いたキャラクターの番外編エピソードは後日談のエピソードが一段落してから公開予定よ♪」

「因みに、番外編エピソードが公開されるキャラクターは以下の4名です」



1位 朝倉さん 『番外編エピソード』「何故かの(大学生編)」


2位 桃井さん 『番外編エピソード』「何故かの(桃井さんルート)」


2位 バイトのお姉さん 『番外編エピソード』「バイトさんの不幸な一日」


5位 朝倉パパ 『番外編エピソード』「朝倉くん(高校生編)」



「お兄ちゃん! 何で私の『番外編エピソード』が無いの!?」

「そうよ安藤くん! 何で4位の私にも『番外編エピソード』が無くて5位のキャラの番外編をやるのよ!」

「それはね……禁足事項です♪」 テヘペロ♪


「「気持ち悪っ!」」


「ヒドイ!」


「ビリ……ハゲ……焼け野原……俺が……最下位? ソンナ……ナンデー?」

「吉田くん、落ち込んでいるあなたに朗報よ」

「い、委員長?」

「『何故かの』は各章ごとにメインとなるキャラクターが決められているのは気づいているかしら? 一章では『朝倉さん』 二章では『桃井さん』 三章は『妹ちゃん』 そして、四章は『私』とね……」

「お、おう……章? 何のことかわからんがそうなのか。で、それが?」

「喜びなさい! 次の五章のメインキャラクターは……

 『沢渡くん』よ!」


「ウェエエエーーーーイ!」


「俺じゃねぇのかよ!?」

「あ! あと、ついでに『吉田くん』もだから安心してね?」

「ついで!? 俺、沢渡の『ついで』なの!?」

「ちょっと、待って委員長! 俺、その情報不安しかないんだけど!? BL展開とか、俺はいらないよ!?」

「あ! でも、五章は後日談と『番外編エピソード』の後になるから公開予定はかなり先よ?」

「ウェエエーーイ!?」

「って、ことは俺、またしばらく出番もらえないの!?」

「てか、委員長! 五章が沢渡と吉田がメインって嘘だよね!? 嘘だと言ってよ! 五章ごしょうだけに後生ごしょうだから、お願いします!」



「「「………………」」」 スカーーン……



「ちょっと、待ちなさい! その擬音は何か違うんじゃないかしら!?」

「まぁまぁ、朝倉さん……そうだわ! 投票してくれた皆に1位の朝倉さんから、何か一言をくれるかしら?」

「え、そう……? なら仕方ないわね!」

「流石は委員長、ナイスアシスト……」


「では、コホン……皆、いつも【何故かの】を応援してくれてありがとうね! そして、その中で私に貴重な投票を入れてくれて感謝してるわ♪

 何故かのを応援してくれる皆。そして、投票してくれた……この素晴らしい皆に祝ふ――」

「はい、ストォオオオオオオオオオオオーーーップ!?」


「きゃ! ちょっと、安藤くん! いますごく大事なところなのに何をするのよ!」 プンスカ! プンスカ!

「何をするはこっちのセリフだよ朝倉さん! 危なくこの企画どころか【何故かの】自体が消えかねない事を言わないで! カクヨムが何処のグループか忘れたの!?」

「朝倉さん……最後の最後ですごい怖いところに喧嘩売ろうとしたわね…………」



「私、皆のこと大好きよー!」 スカスカ!



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