第23話 橘 久怜羽
「よ、遅かったなお二人さん」
僕達の気持ちを落ち着かせ、時計塔から降りて会場に着いた僕達を先生が迎える。
周りには他の参加者らしき人達が数名。
一般の人から別のケーキ屋、そして……。
「やっぱりアナタたちも参加するんですね」
「……はい」
話しかけてきたのは他でもない、久怜羽さんだった。
彼女は僕達の方へと近付いてくるなり、軽くため息をつく。
「アナタとはまた会える気がする……。確かにそう言ったけどまさかこんな形になるなんて思わなかったな」
「それは僕も同じです。出会うのならもっと良い形でしたかった」
「そうね、出来ることなら私も……。でもそれはそれ、アナタだってそのつもりなんでしょう?」
「はい。僕は、僕達は負けるわけにはいかない。例え久怜羽さんが相手だとしても」
「……その様子だと心配いらないかな」
「えっ?」
「ううん、こっちの話。アナタに勝たなければいけない理由があるように、私にも勝たなければいけない理由があるの。だから」
「はい、最初からそのつもりです。というかこれを知って手を抜いたなんて言われたら僕でも怒ります」
「流石に怒られるのも嫌だね……」
彼女はそう言いながら先生の方へと視線を向ける。しかしそれは僕達へ向けるものとは明らかに違く、見るというよりは睨むと言った方が正しいくらいの威圧感。
「おいおい、そんなに俺を睨むなって久怜羽ちゃん」
「……アナタは出ないんですか?」
「俺か? あいにく俺は今回……いやこれから先、あの舞台に上がることはないだろうな」
「それはどうして? アナタの実力なら──」
「確かに俺が出れば余裕で勝てるだろう。でもなそれは俺の役目じゃない」
「……そんなことを言って負けても知りませんよ?」
「おいおい、一体誰がこいつらのコーチをしたと思っているんだ? たかが数日されど数日、少なくとも今のお前さんよりは想いのチカラの差で勝つと思っているぜ」
「……想いのチカラ、なんてものはないですよ。美味しく作ればみんな笑顔になる、それだけであってそれ以上でもそれ以下でもありません」
「俺はそうは思わんがな」
「あなたはそうでも現実は違います。現に私がトップにいるのがその証拠。それじゃ潮乃さん、櫻宮さん。アナタ達のケーキがどんなものか楽しみにしてるね」
そんな言葉を残し、久怜羽さんはこの場から立ち去る。
その様子を僕達はもちろん、他の参加者たちも見ていた。
橘久怜羽という存在をライバル視しているところはウチも含めて多いだろう、しかしその逆はこの大会において無い。それが普通であって、みんな同じだったものが一瞬にして崩壊した。
みんなのライバル視の対象が橘久怜羽だけではなく、僕達スイーツエンジェルも含まれたのだ。
「──まったく、余計なことをしてくれたよほんとに」
それから各自の待合室に移動した僕達だったが、入ってそうそうに先生が頭をかいた。
「ま、確かにウチを橘久怜羽がライバル視してるって知られりゃ認知度も上がったりしてくれるだろうが、今このタイミングで言わなくても……あぁいや、むしろこのタイミングだからか」
そんなことをブツブツ言いながら部屋の中を右往左往。
先生がそうなっている理由もわかる、久怜羽さんがどうしてあのタイミングで……っていうのも。でも僕達にはそれよりも大切なことがある。
「先生、始まったよ」
「ん、あぁそうだな」
どうやら開会式が始まったようだ。
待合室にはテーブルと椅子にロッカー、テレビがある。
選手達は基本的に出番が来るまでここで待機する形になるため、現地の様子はテレビを通してということになる。
テレビの画面に映っているのは、この日のために呼んだ急上昇中の人気アイドルと司会だ。
彼女たちが自己紹介を終えると、次は審査員の紹介に移る。男性三名、女性二名の計五名だ。中でもスーツをピシッと着こなした一人の男性と一人の女性だけは他の審査員とは違った雰囲気をかもしだしていた。
それもそのはずで、その二人は女性の方が折山市長……凜菜さんのお母さんだ。そしてもう一人、男性の方はというと……。
「どうもみなさん初めまして……のかなもいるのかな? わたしはジャン。スフィールの社長をしている」
その言葉で会場中は驚きに包まれる。
どうしてこのタイミングで驚いているのか、それはスフィールの社長ジャンは多忙のためにこういったイベントではほとんど顔を出さないためだ。
ゆえに彼がふらっと街のケーキ屋で買い物をしても気付く人は少ないだろう、そのひとつであるスイーツエンジェルでも同じだった。
しかしそんなことはお構い無しジャン社長は話を続ける。
「これは少し私事になるのだが……実は昨日この街にあるケーキ屋さんでケーキを買ってみたんだ。わたしはそのケーキを一目見て確信したよ、これは絶対に美味しいとね、それで思わずそこのお店のケーキを全部買い占めてしまったんだ」
「ほほーう、この町のですか?」
「ああ、もちろんわたしの目に狂いはなかったよ。まさか明日の大会で沢山食べられるとはいえ我慢できずにふらっと立ち寄ったケーキ屋であんなに買ってしまうとはね。それでも気がついたら無くなっていたからまた驚きだよ」
予想外のコメントに司会にいる女性アイドルの方も目を輝かせながら社長へ質問を投げかける。
「ジャン社長がそこまで言うケーキ屋さんがあるんですか? 私食べてみたいですっ!」
「はっはっはっ、焦らなくても食べられるよ。わたしもその後に知ったんだけどね、そこのケーキ屋がこの大会に参加しているようだよ」
「えっ!?」
会場がざっとどよめく。参加者はチームや店からならば店の名前などで参加している。しかし流石にこんな田舎の大会では集められるのはせいぜい隣町程度……そんなに多くなるわけがなかった、しかもその中で『この街の』という条件が付けば、直前の久怜羽さんとの騒動もあってか気付かれるのもそう時間はかからないだろう。
「ち、ちなみにですが、それはなんて言う名前ですか!?」
男性の司会者がそのような質問をすると、アイドルの方もそれが聞きたかったかのように何度も頷く。
それもそうだ、あのスフィールの社長が認めたと言ってもいいお店がこんなところにあったのだから。
しかし社長は答えることなく、たった一言だけ。
「その回答は表彰式で答えるとするよ」
「おぉ!! そ、それってつまりそのチームが上位──ううん、あの橘久怜羽にも勝てる可能性がある……ということですか?」
「さぁて、それはどうだろうね。まぁ遅かれ早かれ結果は出るのだから次に行こうじゃないか」
こうして社長の番は終わり、次々と審査員の紹介に移る。
最後の一人が終わると、一旦休憩を挟む。次の準備があるからだ。
会場は時計塔の公園なのだが、実際に僕達がケーキを作る場所は違う。衛生的な面であったりするためだ。
だから僕達は出番が来るまでに着替えを済まし、出番になったら作る会場に向かう。
なので関係者以外はほとんどそれぞれの待合室に寄ることはないのだが、僕達の待合室にノックの音が。
もしかしたら友達が応援に来たのかもしれないと、愛音さんが扉を開くとその先にいた人物に思わず固まってしまう。それもそのはずで、その先にいたのは友達でもなんでもない……僕達のライバル、スフィールのジャン社長だったのだから。
社長は周りに誰もいないのを確認すると、そっと部屋の中に入る。
同時に先生はそちらに鋭い視線を向ける。
「……何しにきたんだ、審査員が来るような所じゃないと思うんだが?」
「やぁ驚かせてすまなかったね、旧友への挨拶と──」
「俺は別に挨拶なんていらないんだがな」
「ははは、そう冷たいことを言うなよミスター
「それは先月までの話だろ」
「ケーキを作る人物はみな仲間だよ。キミはもちろん、そこの二人もね」
そう言って社長は僕達に優しく微笑みかける。
流石は一代でスフィールをここまで築き上げてきた人だ。器やら全てが違う。
それもあってかただの自己紹介でさえ、かしこまってしまう。
「初めまして、スイーツエンジェルの潮乃夜空です」
「初めまして……スイーツエンジェルの、櫻宮愛音、です」
「ミスター潮乃にミス櫻宮か。覚えておこう、そういえばキミたちは昨日私がスイーツエンジェルに行ったのは……」
「……いまさっき知りました」
「はっはっはっ、それもそうか。私もあの時は名乗らなかったし当たり前か」
「でも驚いたよ。まさかアンタがスイーツエンジェルに来ていたなんてな」
「それは本当に偶然だ。そして味の感想は……アメイジング! その一言に尽きる! あんなに気持ちのこもったケーキは久しぶりだった。だからキミ達にも期待しているよ。ま、それでもミス久怜羽には……」
「わかってます。だけど、僕達だって承知の上で挑みます!」
「はい、例え久怜羽さんであっても私達は負けません!」
「その意気だ。わたしもキミたちのケーキを楽しみにしてるよ。それじゃあ」
こうして社長は何事も無かったかのように、待合室から出ていった。その瞬間に先生へなにか目配せをしたのか、先生はやれやれと立ち上がる。
「……はぁ。ったくアイツも変わらんねぇ」
「先生?」
「少し話を付けてくる。お前さんたちは着替えて準備をしていてくれ」
そう言って先生は、社長の後を追って部屋から出る。
残された僕達は顔を合わせる。そして次の瞬間、ここに来てやっと同じ部屋で着替えなければいけないということに気が付く。
「あ、あの……ソラ、さん……」
「は、はい! 僕は外で待ってるから先に愛音から着替えて──」
「いえっ、そうじゃなくてですね……。その、私ソラさんのこと信じてますから!」
「……え?」
「ですからその、お互い反対を向いて着替えてですね、いいよって言うまでは絶対にそちらを向かないという方法で……」
「それはつまり……?」
「二人で交互にやったら時間かかりますし、さっきも言った通り私はソラさんのこと信じてるので」
「…………」
そう言いながらも、恥ずかしさからかもじもじする愛音さん。
やめてくださいそんな風にされると余計に意識してしまいます。
だけどここで断ろうものなら、僕はあなたの信頼を裏切ります……なんて言ってるようなものだから僕の答えはひとつだ。
「……わかりました」
そしてお互いに反対を向いたまま着替えを始める。
ひとつの部屋で男女が着替えるのを最後に経験したのはいつだろうか、記憶にはないけれど恐らく小学校の低学年くらいだろう。
当時はまったくと言ってもいいほど意識していなかっただろうに……。それが今では後ろから聞こえてくる布擦れの音にドキドキしてしまっている。
いま愛音さんはどこまで着替えたのだろうかとそんなことを考えてしまう。
とはいえ体はしっかりと動くようで、気がつけば着替えを終えていた。軽くシワなどを伸ばす。と、そのとき服のある部分に違和感を覚える。服には複数のポケットがついているのだがそのうちの一つ……そこに紙を折りたたんだものが入っていた。
僕はそれを広げると目を大きく見開いた。
そこには……。
愛音ちゃんの笑顔を守るのはキミの役目だ、応援しているよ。奈美。
兄ちゃんなら大丈夫、安心して挑んでこい! 当たって砕けろだ! 古倉。
「奈美さんに古倉さんまで……」
目頭が熱くなる。この大会に影からでも応援してくれる人がこんなにもいる……そう考えるだけで胸がいっぱいだ。
「愛音さん見てください奈美さんや古倉さんから応援のメッセージ──」
「本当ですかっ!?」
「「……あっ」」
「ご、ごめん!」
「い、いえ、大丈夫です!」
僕達は即座に元に戻る。お互いにいいよと言うまでは振り返っていけないと約束したことのに……。
とはいえ運が良かったのか悪かったのか、愛音さんの方もほとんど着替えを終えていたのだけが救いだ。
……強いて言うなら上のボタンがまだ中途半端にしかかけられてなくて、キャミソールがチラリしたくらい。だから大丈夫、うん。
それからすぐに後ろから声が掛かる。
「もう大丈夫ですよ」
「はい」
まだ心臓がドキドキしているまま振り返える。
「…………」
さっきはチラッとしか見ていなかったから気付かなかったけれど……。
従来のパティシエ服に、ほんの少し邪魔にならない程度にフリフリつけたことで可愛さが加わり、愛音さんのイメージにピッタリなライトブルーのラインなどが入っていたりして……。色々言いたいことは多いけれど、一言で済ますのならそう、
「可愛い……」
「そ、そうですか?」
「はい、とっても可愛いですっ!」
「あ、ありがとうございます、ソラさんにそう言って貰えると……。えへへ」
本当に嬉しそうにはにかむ彼女に僕まで頬が緩む。
「そういうソラさんこそ、似合ってますよ。カッコイイですっ!」
「そうかな? 前のとあまり変わらない気もするけど」
「そんなことないですよ。だって──」
そこまで言うと愛音さんは上目遣いで僕の目を見つめると、
「いつもより何倍も輝いて見えますから♪」
眩しいくらいの笑顔だった。
(ああ、もう。こんな時に僕は……)
これから大切な大会が始まるというのに、ここに来てさらに彼女のことを惚れ直してしまう。
(恋する気持ち……か)
もしお互いにこの気持ちをケーキにのせられたらどうなるだろうか。
作る、創る、書く、描く……色々とあるけれどそのどれもに共通する大切なこと、それが気持ちだ。
先生も言っていた、好きな人のために作るのが一番早い上達方法だと。それは裏を返せばこの恋する気持ちというのが大切なのだと。
ならばせめて僕だけでも……。
──愛音サイド。
(はうぅ……)
大事な大会前だと言うのに私はどこかぽわぽわしていました。
今も目の前にいる彼を見て、これから彼と一緒にスイーツエンジェルのために大会に出る……そう考えるだけで嬉しさが込み上げてきます。
少し前、ううん、きっと最初に会った時から……。
この懐かしい気持ち、名前はなんだっけ…………そうだ『恋』だ。
私は初恋の春野さんのことをずっと好きでいながら、いつの間にかソラさんのことを好きになっていた。
以前の私は認めなかったけれど、今の私にはそれを否定することは出来なかった。
初恋の人を好きでいながら、それでいてソラさんのことを好きになっている。
(この気持ち、ケーキにのせたらソラさんは気付いてくれるかな……)
そんなこんなで時間が経ち、先生が待合室に戻ってくるなり僕達の姿を見てよく似合ってるじゃないかと言って肩を軽く叩くと、椅子に座りテレビをつける。
それに続いて僕達も座り、そちらへ視線を移す。
出番が近付くと部屋にある電話が鳴るのでそれまではここでゆっくりしていてもいいのだが……。
しばらくして大会の中継が画面に映し出されると先生は小さな声で呟いた。
「……マジかよ」
きっとそれは僕達の代弁でもあるだろう。何故なら画面に映っていたのは久怜羽さんだった。
周りには見覚えのある調理器具……それだけでこれから起こることが全て予想できる。
僕達はあくまでも同時にやる練習はした。それがスタンダードだからだ。
でも今回は違った。先に久怜羽さんがこうして作ってから僕達が作るのだ。
つまり前日に僕達がやっていたことは……そう思いせめてもの抵抗で目をつむろうとした時だった、先生はあくまでも冷静に言葉を放つ。
「まぁこれもいい勉強か……。二人ともよく見ておけよ、橘久怜羽というパティシエールがどんな人物なのか」
「……はい」
テレビの向こうにいる彼女がどんな風に作るのか、僕達は初めて見るのだ。
司会からの軽くインタビューや質問などを終えるとすぐに政策に移る。
「それではまず一人目! スフィールのトップパティシエール橘久怜羽さん! スタートです!」
そして開始の合図。まず彼女は……なにも手に取らなかった。
一応時間制限はあるがケーキひとつ作るのにはかなり有り余るほどだ。だから彼女にとって急いで作るようなことではないにしてもこれは……。
「──ッ!?」
そう思ったのもつかの間、彼女は大きく体全体で深呼吸をすると、笑みが消えその顔は一気に豹変した。例える必要も無い、真剣そのもの。
材料をボウルにいれてスポンジの元を作るところから始まるのだが、材料を入れ器具に手を伸ばしかき混ぜ始める。
「……綺麗だ」
思わずそんな感想が口から零れる。彼女の動かす器具は柔らかく丁寧なのだが、それでいてそれなりに速くとても洗練されたものであった。
ケーキ作りの例え話にケーキ作りは魔法みたいだと言った話を聞いたことあるけれど、僕達が見ているのはまさにソレだった。
やることは僕達と同じはずなのに、どうしてか彼女のソレはまるで今から作るケーキに魔法をかけているよう……。きっとその魔法に込められたものは美味しさ。
食べた人が笑顔になるような、そんな魔法のケーキ。
やがてそれは形に流し込まれ更なる変化を求めてオーブンの中に隠されてしまう。
ただスポンジの生地を作っていただけなのに、僕達は橘久怜羽の魔法に魅了されていた。
「──完成です!」
その一言に審査員や司会が歓声を上げる。
最初はただの材料でしかなかったものたちが、橘久怜羽という一人のパティシエールの魔法によって赤いイチゴがアクセントのショートケーキに変わったのだ。
そして久怜羽さんはそのケーキをカメラに向けて……いや、僕達に向けると
「これが私の……スフィールのトップパティシエール橘久怜羽のケーキです!」
久怜羽さんがそう言うと画面は公園の方へと切り替えられる。そこでもここと同じようにモニターで見ているのだが、それはなんとも凄い歓声であった。
あちこちから食べたいなどという声も上がっていた。
やがて画面は再び切り替わり、久怜羽さんが完成されたケーキを綺麗に切り分けると審査員や司会の元に運ばれる。
審査員達はさっそくケーキを口に運ぶ。その瞬間に理解してしまう、
「みんな笑顔だ」
「……はい」
食べた人が笑顔になるようなケーキ。それからしばらくして橘久怜羽という一人のパティシエールの全てを込めたケーキを食べた審査員達の点数が表示される。
点数版に視線が集まる。どんどん点数があがっていく。100……200……300……そして最終的に現れた数字は……。
「スフィール代表、橘久怜羽さんの点数は……なんと472点ですっ!!」
その瞬間、会場の方から大きな歓声が聞こえてくる。
それもそのはずだ、久怜羽さんの点数はやはりというかなんというか全体的にかなりの高得点だった。審査員達の点数は95点~97点なのだから……ただ一人、スフィールの社長を除いては。
「……89点」
それが社長の出した点数だった。
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