前途多難

仕事が思いのほか早く終わって家に戻ったらユキヤがソファーを占領して寝てた 










『……狭くないのかなぁ?すげぇ寝ずらそう…』 







床に脱ぎ捨てられた上着をかけてユキヤの顔を覗きこんだ 







「…Zzz…Zzz……」 



『幸せそうな寝顔してんなぁ(*´艸`*)』 






ユキヤの顔を見て思った 




『まつ毛あんがい長っ!!………でもユキヤと言えば やっぱりプニプニ頬っぺΨ(`∀´)Ψケケケ 』 



ツンツン…ツンツン… 





「……うぅん…」 



『……っ…………』 




ドキッ 








ユキヤの寝言は聞きなれてるハズなのに、急に女の子みたいな声でビックリした 





『…………………』 



とくに起きる様子なし



「………Zzz……Zzz…zzz…」 










『……くちびるも…プニプニ…』 






ツン…ツン… 


くちびるに触れてみた 



「…ふぁぅん……うぅん……」 





『………………………』 





ドキッ…ドキッ… 




もともと顔もキレイ顔のユキヤ

寝顔だけ見てたら、少しボーイッシュな女の子だと錯覚してしまう 









(@ ̄□ ̄@;)!!


『…指じゃなくて くちびるが触れたら…もっと………』 







ユキヤに顔を近付けて 後3㎝ 





♪~~~♪~~♪~~~♪~~


急に鳴り出した電話で我に帰った









『……もしもし。』


「あっ!!タクマさん?お疲れさまです。」


『あぁ…うん。お疲れ!』


「明日のシフトの件なんすけど、急に予約入ったんで早番お願い出来ますか?」 




落ち着け(; ・`д・´)落ち着け…俺!



『そう…そうなんだ。早番ね。分かったよ!明日もよろしく頼むなっ。』 


「うっす!明日もよろしくお願いします。」




……………ふぅ( ´Д`)=3





「タクマ…お帰り。今日早かったんだね?」





ドキッΣ(; ゚Д゚)




『おぉう!ただいま!悪い…電話で起きた?』


「いや…何か変な夢見てて目覚めた…もう寝起き最悪(ノдヽ)」





『へぇ~(´・д・`)そうなんだ…。』



俺、変に動揺してないよね?

大丈夫だよな?






「あぁぁぁっ!!!!!」




ビクッΣ( ̄ロ ̄lll)





まさか!バレた?




「ごめ~んm(。≧Д≦。)m俺も疲れて寝てたから、夕飯の準備何もしてない…」 



バレてなかった……… 

そして、むしろ俺の方こそゴメンナサイm(。_。)m





『…そうだよな?ユキヤだって仕事だったんだし、そりゃあ疲れてるよな?アハハヾ(@゜▽゜@)ノ』 



「……?…うん。これから作るの時間かかるし面倒だから、何かでまえ取ろっ?」 



『………そうだな!!そうしよう。』 





ドキッ…ドキッ…ドキッ… 




ユキヤのくちびるに触れそうになったのは 

ただの気の迷い!! 

実際 触れてない!! 

そしてバレてない‼️





うん!!

俺は女の子が好きだ!多分…………… 





















………………本人も自分の恋心!?に気付く前の話(笑) 

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結局のところ執事は王子さまに弱いのだ。 宮乃森 戒音 @KAINEsan

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