君がいるから




どんなにケンカしても…

どんなにムカついて…

例え話をしない日が何日間も続いたとしも………

やっぱり2人で居なきゃ不安なんだ







原因は ほんの些細なこと仕事帰りに買って お風呂上がりに食べようと思って楽しみにしてたアイスクリーム!!


本当に楽しみにしてたのに…お風呂から上がってウキウキしながら冷凍庫を覗いた




『……あれっ?………ない!!アイスがないっ!!』





辺りを見回したらアイス発見!!

ソファーで寝てるタクマの目の前

そして無残にも空になってたアイスのカップ………


「………Zzz………Zzz………」



スヤスヤ寝てるタクマに苛立ちが隠せない


『………ねぇ…??』


「………う……ぅん……」


『起きて…?』


流石に寝起きが良いタクマ



「……なに?………何で…怖い顔してるの?」



怖い顔させたのはタクマでしょ!!



『………何で?……俺のアイスのカップがココに……?』




「あぁ!!コレねっ!さっき お腹空いて冷蔵庫開けたら入ってたから食べちゃった…( ̄∇ ̄*)ゞ」



『食べちゃった( ̄∇ ̄*)ゞじゃないよ(*`Д´)ノそれ俺のでしょ!!アイス食べるの楽しみにしてたのに!!』


「………アイスくらいで そんなに怒んないでよ( ̄^ ̄)明日 買って返せばイイでしょ?せっかく気持ち良く寝てたのに………」







…………ぶちっ




『はぁ??買って返せばイイでしょ!!って何?まず謝るべきじゃないの?』




「はい!はい!すみませんでした(`ヘ´)」



『全然 謝ってる態度じゃないじゃん!!』


「ちゃんと謝ってるでしょ!!」



『…………………( ̄ヘ ̄メ)』





「………ランニング行ってくるっ!!」




勝手に行け!!バカ タクマ!!










『あの言い方マジでムカつく(怒)!!人のアイス食べといて何??あの逆ギレ!!』



タクマが出てった後も しばらくイライラしてた













気付けば いつもの時間になってもタクマがランニングから戻ってこない



『………おそい…なぁ………どうしたんだろ??………やっぱり さっき言い過ぎたかなぁ…?』




隠せなかった苛立ちが心配に変わった



『………遅すぎる!!もしかして……事故とかじゃ…?………まさかねぇ…?』





時計をみても明らかに帰りが遅い


心配になって家を飛び出した

マンションのエントランスにタクマ姿を見掛けて一安心


怒ってた事も忘れて声を掛けようと思ったら何かブツブツ呟いてた





「……さっきは…ごめんっ!!…ユキヤの好きなアイス買って来たから…一緒に…食べよっ?」



そう呟いてたタクマの手にはコンビニの買い物袋

きっと何度も謝る練習してたんだね



そう考えたらアイスくらいで怒ってた自分がバカらしく思えた

その場で話かけても良かったんだけどタクマが謝る練習は見なかった事にして静かに部屋に戻った




まだアイスの事 怒ってる訳じゃないよ?本当に心配させたバツ(笑)

ちゃんと謝ってもらおっ








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