第79節 大脱走
カバーのついてない
――アラーム
そんなことを
そして、きっちりと
まず、
俺が
このスマートフォンで
なんせ、このビルは
俺がマップで
――まずは、俺を
というわけで、GPS マップで
マップで
それに、
そんなふうに
『みどり、お兄ちゃんマフィアに誘拐されて監禁されている。隠し持ってた姉ちゃんのスマホ使ってるけど、音が出るといけないので電話はかけずに SMS で返してきてくれ』
ちなみに SMS を
――
俺がそんなことを
『マジ?』
『マジだ。命の危険があるので警察に連絡はせずにとりあえずお兄ちゃんの部屋に行って俺のパソコンを開いてくれ、俺の現在位置がわかる』
俺がそう
『わかった』
それから、
――とりあえず
――
――
――できるなら、バカンスを
そんなことを
そして、
ちなみに、このスマートフォン
俺は、
このスマートフォンは
なお、
なんとなく、
『地図が表示された。警察に連絡すればいい?』
俺は
『とりあえずは命の危険があるから警察に連絡しないでくれ。移動を開始するか、信号が消えたら警察に連絡して』
『わかった』
『あと、コスプレイヤーの小雅さんに連絡して状況を伝えてほしい』
『なんで?』
『ここから抜け出す協力者として、通訳として中国語を話せる人が必要なんだ。あと、東京に来てもらう頼りになる大人の男性も必要なんで真田さんって人とも連絡を取って欲しい。真田さんの連絡先はこの前姉ちゃんにメイクをしてくれた高坂さんが知っている。高坂さんに真田さんの連絡先を教えてもらって』
そんな
『わかった、明日香お姉ちゃんと幸お婆ちゃんにもすぐ連絡を入れる』
『幸お婆ちゃんに連絡を入れた。頼りになる大人の男が必要なら、温泉旅館の手のものを遣わせるって』
俺は
『誰だそれ?』
『それは私も知らない。でも、東京にいるからすぐそっちへ向かわせてくれるらしい。頼りになる男だって』
――
――どんな
――でもまあ、この
そう
しばらく
『これが幸お婆ちゃんが言ってた、温泉旅館の遣いの人の電話番号。スマホの機能で自動拒否するといけないから、電話帳に登録しといて』
『わかった、ありがと。お兄ちゃん、絶対生きて帰るからな』
『お願い』
そんな
そして、15
『近くに到着しました。ケイタロウくんの携帯ですか?』
――
――どんな
『はい、そうです。でも今は廃ビルに監禁されてて見張りがいるので下手に動けません。今から送信するものを近くの量販店とかで買ってきてください』
ドアに
『わかりました』
そして、俺は SMS でこの
――この
――
――なんせ、マフィアはタイムラグなくサクッと俺を
――俺を
――そうなったら、もうそれでお
――もし
――
それは、俺が
俺は、
なんせ、
フィクションである
ゲームみたいに、
そして、
やってしまったことは、
それらは、俺が
パイプ
『小雅さんと連絡取れた。お兄ちゃんを助けるのに全力で協力してくれるって。どうすればいい?』
そんな
『小雅さんにこの電話番号を教えて、それからお兄ちゃんに小雅さんの電話番号を教えてくれ。小雅さんには、見張りが中国の人に変わってチャンスが来たらまた連絡入れるって伝えて欲しい』
『わかった』
――
――マフィア
――あの
また、俺は
――
――ということは、
――もし、あのマフィアにしては
――そこに
――おじさんが
――おじさんがマフィアのリーダーから
――そうなった
そんなことを、パイプ
俺は、そのことを
『見張りの人を買収するチャンスが来ました。もし仮に交渉が破綻したら、メッセージで合図を送りますのですぐに警察を呼んでください。ビルは特定できましたか?』
すると、こんな
『ビルは特定できましたが、窓が特定できてません』
俺は
『合図してから、青いマフラーを窓から垂らします。俺のいる部屋の窓を見つけたら、先ほど送った指示通りにしてください』
『わかりました』
スマートフォンで
『チャンスが来ました。中国語での通訳の協力をお願いします』
すると、
『いつでもいいぞ』
――
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