第6話

 なんだか今日も色々あったけど、太田さんと沢山話せたし、飴も貰えたし、結果オーライかなぁ。胃痛も何故か太田さんを見ていたら治るし、不思議ー。

「安達ちゃーん!」

「は、はい。何ですか? 鷲野主任」

 帰る準備をしていたら、鷲野主任がニコニコしながら現れた。主任は既に帰る準備が終わってるから、何だろう? 残業のお願いとかではなさそう。

「ちょっと付き合えよー!」

「あ、はい」

 胃痛も治ったし、鷲野主任と一緒なら胃も痛くならないと思うから、私は快諾した。

何処の居酒屋に行くのかなーと思ってついてきたら、何だか可愛いお店についた。カッコイイ鷲野主任のイメージとはかけ離れたファンシーな雰囲気。メイド服の店員さんからバイキングの説明を受けた。スイーツバイキングのお店だった。お酒を飲みに行くのかと思ったら、ケーキやプリンなどのスイーツバイキングだった。

 鷲野主任は少し照れながら口を開く。

「いやあ、ずっと来たかったんだけど、アタシ1人じゃあ入りづらくてさぁ。安達ちゃんがついて来てくれて良かったよー」

「イエイエ」

 照れてる鷲野主任可愛いなぁ。私はニヤニヤするのをおさえるのに必死になる。でも本当に可愛いなぁ。鷲野主任は楽しそうにデザートを皿に盛っている。私はパスタとワインを楽しんでいた。だって、スイーツだとお腹膨れないもん。しかもここのパスタ、もちもちして美味しい。海老もぷりっぷりで変な臭いしないから新鮮!

 鷲野主任はシュークリームを頬張っている。クリームが口の端について可愛いなぁ。気付いていないようだったから、拭ってあげたら、ニカッと笑った。

「ありがとな!」

 やっぱり、鷲野主任はカッコイイ。今日のまとめ!




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る