三日月のような
鋭利な刃の美しさに似た双眸の光
いっそその刃で俺を殺してはくれないか
すべてを圧倒する三日月の冷たさが
穢れたこの身には心地よい
貴方はこの身をこの魂を美しいと言う
穢れた俺を友と呼ぶ
俺は貴方を愛しいと思う
男が女を愛しいと思うように
俺は神に背を向けた男
卑しい人間
ほうら 赤い血に染まった三日月が笑う
この穢れた想いが溢れる前に
誰よりも何よりも狂おしいほどに愛しい貴方が
その双眸の光と同じ美しい刃で
俺を切り殺してください
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