夢に喰われて 私を狂わせて

桜の木の下で眠る貴方を思いながら

優しい孤独にまどろんでいた

悲しみが麻痺していた

私は人形だった

救われることのない原罪を背負って

今に諦めていた

そんな私に貴方は生きていることを

愛しいと想うことを教えてくれた

私の心と引き換えに

私にすべてを与えて 私のすべてを捕らえていて

何故私から貴方を取り上げるの

神様なんていらない 信じてもいない

ただ貴方がいればよかった

貴方がつけた最期の傷

何度も掻き毟って

流れる紅に安らぎを得る

貴方の夢を見ながら

桜の木を血で染めてい

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