第3話 夢売りの舞
第3話:夢売りの舞①
舞台の上で照明を浴びる“私”は、“私”ではないの。
役を演じるのではなく、なりきるのでもない。
台本を読み、私の中に宿った人格が自然と踊ってくれるから。
…だからね、
“彼女”を演じる必要はないし、“彼女”になりきる必要もない。
劇場の外で太陽の光を浴びる“私”は、“私”でしかない。
“私”を演じる必要もないし、“私”になりきる必要もない。
“私”の台本を読んだ事はないけれど、誰かが“私”の舞台を観ているのだから。
地上にいる私の眼には見えないぐらい、きっと遠い場所から観ているのでしょう?
高みの見物なんて反吐が出るけれど、それだけ高い
仕方ないわよね…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます