いよいよ自己紹介2

『にゃら、いつか花がいっぱい咲いたところで、野球したいにゃ』


『ふふふ。そうですね』


 ㅤ壁に向いていたイヌの目が光り終えると、16名の高らかな拍手の音が。


エース「ブラボー、ブラボー。素晴らしい」


ベリ子「あなたたちのこと、よくわかったわ」


「ありがとうございます」


「苦労したかいがあったにゃ」


「こうして、『ねこがたり Ver.2.0』を見ていただいた通り。我々が人類に対する敵意がないことや、なぜネコなのにイヌなのかという話が、何となくお分かりいただけたと思います」


エース「うん。わかったよ」


ベリ子「メタルがどうとかよくわからない話もあったけど、楽しめたわ」


「にゃら、今度は宇宙へ行っていたヒトについても教えてもらいたいんにゃが……」


エース「うーん。しかしこちらは、このような動画を持ち合わせていないからね。とりあえず、君たちに敵意を向けるようなやつはいないよ。僕らは、平和の道へ進みたくて生き継いだという自負があるんだ」


ベリ子「すぐには信じられないかもしれないけど、安心してね」

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