タカトシのサンデー
みうらはるまき
第1話兼最終話。サンデー&マンデー
ぽきた!タカトシの朝は遅い、もう9時半を越えている、ふぇえええ、ボサボサ頭のままで冷蔵庫ガチャ、卵しかあらへんやないかい、炊飯器ポチッ、タカトシはご飯にはこだわる人間である。サトウのご飯などでは満足などできない。こだわりが強い面倒な人間なのだと自分でも気付いてる。ピーピー、米が炊ける。カチャ、卵を割る。タラッ、醤油をひと差し、完成タカトシ飯、タカ飯。卵かけご飯である。冬の卵かけご飯は絶品、ちなみに夏でも絶品。ものの5分たらずで食べ終わり、ささっと皿を洗う、そして訪れる暇な時間。満腹感に満たされ動くことができない、幸せ。いつもはデスクで食べる100円のパン、サンデーは誰にも急かされずに食べることができる卵かけご飯。ふう、タカトシは横になる、プルルルル、スマホが鳴り出した、平穏な日曜日、慌ただしい月曜日の気配はもうすぐそこだった。
タカトシのサンデー みうらはるまき @tonton1257
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます