第五章 五日目



 しばらくしてあおむしは気付きました。あおむしの周りに光が一切ないこと、そして、あおむしの体が一回り大きくなっていることに。

 















 しかし、そんなことは知性を捨てたあおむしにとってどうでもよいことでした。そして、あおむしはその満たされることのない食欲を満たす何かを探し求め動き始めました。


 














そして、あおむしは宇宙を食べ始めました。宇宙は広く、ついにあおむしはその食欲を満たす何かを見つけたと思いました。しかし、あおむしの食欲が満たされる前に宇宙をあおむしは食べ尽くしてしまいました。


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