第四章 四日目



しばらくしてあおむしは気付きました。あおむしがなぜか宇宙に放り出されていること、そして自分の体が一回り大きくなっていることに。

















しかし、そんなことは知性を捨てたあおむしにとってどうでもよいことでした。そして、あおむしはその満たされることのない食欲を満たす何かを探し求め動き始めました。













あおむしは、月へと向かい、月の中に潜り込みました。そして、月を食べました。















月を食べ尽すと、今度は太陽へと向かいました。














太陽の中へ潜り込もうとしましたが、それはできませんでした。太陽はあおむしにとって熱すぎました。そこであおむしは太陽に潜り込まず、一口で太陽を食べてしまいました。


















そして、この日あおむしはこれだけに飽き足らず、宇宙にある、ありとあらゆる星を手当り次第に食べ、そして食べ尽しました。


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