夜から朝まで
夜から朝
なんでここにいるのかしら?
真っ白な世界は 綺麗ね
出たら・・・変な考えはやめよう
ーーーーーー
就寝を知らせるベルが鳴った。
少女はベッドに向かう。
また一日が終わった。
布団に入り寝る体勢に入った時にスピーカーから先生が話かけてきた。
「おやすみ。また明日元気な姿を見せてね。」
「おやすみせんせい。」
いつもならここで話は終わりなのだが今日の少女はなにか変だった。
そんなことなんて思いもしないに・・・少女の口が開いた。
「ーーーーーーーー。せんせい?しつもんとかしてもいい?・・だめだよね。ごめんなさい。なんかきょうははなしたくて、もっと。」
と話してから暫く沈黙が続いた。
(やっぱりだめだよね。しっていたもん)
「ーーーーー。本当は。本当はだめなの。だめだけど、今日は回りには私以外には誰もいないから特別よ。いつもいい子にしていいるから何?」
少女は驚いた。まさか、まさか返答が来るとは思わなかった。
だけどこんなこと2度と起こらないかもしれない。
少女は緊張して喉に溜まっていた唾液を飲み込み話を続けた。
「ここはなんでしろいいろなの?きれいだとおもうけどね。どうしてなのかな~って」
「ここはね無菌室って言うのよ。世界一安全な部屋なのよー。すごいでょ!だから絶対に出てはいけないのよ。わかったかしら?」
("むきんしつ?"なんてかくんだろう・・・でもせんせいがここはせかいいちあんぜんっていっていたからなんもしんぱいはいらないわね。よかった・・・・-----)
「ありがとうせんせい。おやすみなさい」
それでその日は終わり
少女は眠りについたーーーーー。
無菌室で育った少女 エビラー @kaoruya
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。無菌室で育った少女の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます