寿限無
私の体の状態は書いた通りで、私は身体障害者手帳を持っている。
私は5級で、以前認定を受けた人に驚かれる。
「何で杖がなきゃ歩けない人が5級なの?」
「3級はもらえるんじゃない?」
私の主な障害はフラつきで、見た目にはわからない。
今、見た目にわからない障害はほとんど認定されない。
原因は明確で、認定されなくなったタイミングを「佐村河内以降」という。
フラつき外来を受診した時、何回「佐村河内」という単語を聞いたかわからない。
そのうち「佐村河内」という単語がゲシュタルト崩壊して、「さむらごうちのぶらこうじしゅーりんがんのぐーりんだい」
って、頭の中で寿限無が流れだした。
別に重い身体障害者になりたい訳じゃない。
受けるべきサービスを受けて、障害があっても出来るだけ不便なく生活したいだけだ。
身体状態を誤魔化した人にペナルティがいくのは当たり前だ。
認定した人にも厳しくなるべきだろう。
しかし障害者にシワ寄せがいっている状況は理不尽ではないだろうか?
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