寒痛覚麻痺

右半身に「暑い」「寒い」という感覚がない。左半身も感覚は鈍い。

なので「暑い」とか「寒い」というのがわからない。


部屋が暑いのか、寒いのかは温度計を見て判断する。


リハビリ入院していた時、部屋が日差しで暑くなっていたらしく、看護師長に「こんなに暑くなってるのに何やっているの!」と言われ「暑いですか?じゃあ、窓を開けましょうか?」と返した。


看護師長は「暑いか寒いかくらいバカでもわかる。」と言った。

その一言にショックを受けた私は看護師長とそれ以降、話をあまりしなかった。


よく考えれば人の事なんてわからない。

看護師長も私の事がわからなかっただけなのだ。


「受容」簡単なようで難しい。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る